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ーある日の昼食後ー
陸「手伝うよ！」
食器を洗っていたら、キッチンにひょっこり現れた
陸くん。
「大丈夫だよ！これは私の仕事だし。」
金銭が発生している家事。
だからタダで、しかもアーティストの人にやらせる
わけにはいかない。
陸「なんか手伝いたい気分なの！」
と、ちょっとよく分からないことを言いながら、陸
くんは食器を拭き始める。
そしたら今度、陸くんの好きなアイス買ってきてあ
げよ。
だけど金髪でタンクトップ姿のたくましい男の人
が、食器を拭いている光景が、あまりにもシュール
で吹き出す私。
陸「えっ！なになに？！」
なんだかこの光景、デジャヴ。
「いや、なんか筋肉質な陸くんがお皿拭いてるのが
面白くて。笑」
筋肉質で悪かったなー！なんて陸くんも笑いながら
ツッコミを言ってくる。
陸「でもほんと最近のAさん、よく笑うようにな
ったね。」
手は止めずに、優しい顔でこちらを見る。
「前から笑ってたよ！」
陸「いーや！全っ然笑わなかったよ！
むしろずっと、強張った顔してた。」
そりゃ男の子が苦手だから…なんて北ちゃんの時み
たいには話せなくて、気のせいだよとしか言えなか
った。
陸「北ちゃんのおかげかね。」
カチャンッ
食器洗い機に入りきらない分の洗っていた、最後の
一枚のお皿を、思わず落としそうになる。
陸「動揺しすぎでしょ。笑」
「しっ、しってないよ！もう！からかわないで。」
そのまま私は手を拭いて、陸くんが拭いてくれた食
器をしまい始める。
私は少し高い位置にしまうコップを、背伸びしてし
まおうとしてたら、後ろから陸くんの手が伸びてき
て、私と陸くんの身体は密着。
ちっ、近い！！
「あっ、ありが…
陸「でも少し妬けちゃうな。」
頭の上から、いつもより少しだけ低い声が降ってくる。
「えっ？なにが、やけるの？」
言葉の意味が理解できず、コップは陸くんに託し
て、振り返ろうとしたら陸くんは、リビングにいる
陣くんに呼ばれる。
陸「Aさんにもう少ししたら、分かるようになる
かな！」
私は頭をポンッとされ、陸くんは陣くんの元へ行っ
てしまった。
「なにそれ…。」
ポンッとされた頭を触りながら、私は呟いた。
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みそじ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて良かったです！ぜひこれからも遊びに来てください^ ^ (2019年6月8日 11時) (
レス) id: e9f0c68380 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！☆更新頑張ってください！ (2019年6月8日 6時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年5月27日 10時
