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「どっ、どうぞ…。」
返答に困りながらも、とりあえず返事をする。
北「だから、今度二人でどっか出かけよ！」
「はい？」
私は目が点になる。
いや、話の流れからそこに繋がる意味がわからなかった。
北「だってさ男が嫌いなら、まず長時間二人で一緒
にいてみてどんなもんかなーって知ることで、何か
また変わるかもしれないじゃん？！」
心なしか目をキラキラさせて、いいこと思いつい
た！って顔をしている。
「ごめん、そういうチャラいのも無理。」
北ちゃんの顔の前に片方の手で拒否のジェスチャー
をする。
えっ！なんでよ！！なんて騒ぐ彼の手から、ついに
ポタポタとアイスが垂れ始めたので、話をそらす意
味でも、
「わー！北ちゃん、アイス垂れてる垂れてる！！」
北「えぇ？！わっ！ほんとだ！」
一生懸命、コーンから滴り落ちるアイスを舐める北
ちゃんに、少し心が開けたのはここだけの秘密。
「北ちゃん、もう今日は直帰なの？」
アイスを食べ終わって、二人で並んで歩く16時30分。
北「うん！直帰〜。」
「じゃ、食材の買い物付き合ってね。」
北「じゃぁ、さっきのデートのこと考えてくれ
る？！」
そう来たか。
でも、男の子のことをちょっと知りたくなった自分
がいた。
いや、北ちゃんを知りたくなった。
「…お菓子買わないって約束できるなら…考えと
く。」
なんだかちょっと恥ずかしくて、北ちゃんの顔を見
れずに言うと、約束守る！って子供みたいな反応。
それがなんだかおかしくて、また笑っちゃう。
北「元気になって良かった。」
なんて、見たことない優しい顔で言うもんだから、
自分の体感温度が2、3度上昇した気がした。
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みそじ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて良かったです！ぜひこれからも遊びに来てください^ ^ (2019年6月8日 11時) (
レス) id: e9f0c68380 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！☆更新頑張ってください！ (2019年6月8日 6時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年5月27日 10時
