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ーそれから数日後ー
慎「次のハンバーグの日っていつ？」
「んー…来週あたりかな？」
家計簿をパタンと閉じて、慎くんが目の前に座るダ
イニングテーブルを離れようとすると、
北「Aさーん、俺の黒のTシャツ知らない？」
二階から軽快に降りてくる北人くんに、呼び止めら
れる。
「えっ…なかった？樹くんのところに混ざってな
い？」
洗濯は一人一人やってると、水道代も時間もとんで
もないことになるので、二人一組ずつ洗うことにな
っていて、北人くんは樹くんとペアだ。
北「あー、聞いてみる。ねぇ、それよりさ…
陸「Aさん、大変だよ！プロテイン切らしちゃっ
た！！」
今度は大型犬のように、キッチンから走ってくる陸
くん。
「いつものだよね？今日買っておくよ。」
陸「うん！ほんと助かる！！」
北「今、俺が話してたのにー。」
「ごめん北ちゃん、なんだっけ？」
北「だから…壱「Aさん、今日早く帰れるからい
つものよろしく。」
「あっ、うん。いってらっしゃい。」
荷物をまとめて出ようとする、壱馬くんにひらひら
と手を振ると、
北「なに、いつものって？！」
北ちゃんはすごい勢いで食いついてきた。
「えっ…それは、」
壱「俺らの秘密や。」
お得意のニヤッと笑い、いってきまーすとリビング
から出て行く壱馬くんを北ちゃんは、こらまてー！
と追いかけいった。
みんなから、もっとラフに行きましょうと言われて
から数日。
最近やっと、普通に会話はできるようになった気が
する。
それでもみんなとは、一本線を引くのは意識してい
る。
壱馬くんにいたっては、あんな風に冗談で言ってる
けれど、私の中では一番太い線を引きたい相手だ。
彼はなにを考えているのか、まったく分からないう
えに、接触すると調子が狂うからだ。
そんなこんなで私は振り回されないように、上辺だ
けの関係でいるよう努める毎日を送っている。
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みそじ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて良かったです！ぜひこれからも遊びに来てください^ ^ (2019年6月8日 11時) (
レス) id: e9f0c68380 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！☆更新頑張ってください！ (2019年6月8日 6時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年5月27日 10時
