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「ぅわぁ！ビックリした〜…。」
そこには、少し前に部屋に戻ったはずの慎くんが立
っていた。
慎「ビックリさせてごめん。」
「ビックリした…けど大丈夫。どうしたの？」
何か言いにくそうな慎くん。
「あ、ハンバーグなら今週中にやるつもりだった
よ？」
絶対ハンバーグの催促でしょ、とタカをくくってい
たら、
慎「違うよ、壱馬さんのこと。」
ドキリ
あ、まただ。
この胸の痛み。
「あ〜！今朝のことならもう大丈夫だよ。私もいけ
ないところもあったし…。」
慎「はぁ…。」
と、あからさまなため息をつかれる。
「え…、」
慎「今朝のことは壱馬さんがいけないと思うけ
ど…、でも不器用なんだ、壱馬さんは。」
慎くんは自分の髪の毛を触りながら言う。
私もどうしていいかわからず、はずしたばかりのエ
プロンを丸めては開いてを繰り返しながら、
「そうなんだ…、まだ壱馬くんがどういう人かって
のが分からなかったから…、」
慎「だから、あんまり今の壱馬さんを間に受けない
で。」
そして慎くんは、
じゃおやすみ、と二階へ上がろうとして振り返る。
慎「あ、そだ。
壱馬さんから伝言で、今日は帰らないって。
だから夕飯、冷蔵庫入れておいてって、帰ってきた
ら食べるって言ってた。」
私は慎くんが二階の自分の部屋に入った音を聞い
て、その場にしゃがみこむ。
慎くんが言ってたことを、整理するので精一杯だ。
ー今の壱馬さんを間に受けないでー
それはどういうこと？
本当の彼とは何？
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みそじ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて良かったです！ぜひこれからも遊びに来てください^ ^ (2019年6月8日 11時) (
レス) id: e9f0c68380 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！☆更新頑張ってください！ (2019年6月8日 6時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年5月27日 10時
