13 ＊JJ＊ ページ41
「きゃあー！」
JJ「女に負けねーから！」
逃げるAに追いついて、手首を掴まえて
転びそうになって、支えながら
一緒に芝生の上に倒れ込む。
「はぁはぁはぁ、40秒数えてもらったらっ…はあはあ、よかった」
JJ「何秒でも絶対捕まえるし(笑)」
「意外と、はあはあ、速い」
JJ「意外とって何だよ！」
「運動似合わないくらい、室内のイメージだから(笑)」
芝生に寝転がったまま、服にも顔にも芝生の草がついてて
だけど気にすることもなく
手を、繋いで……
しばらくしてお互いの呼吸が落ち着く。
JJ「こんなに全力疾走したの、何年ぶりだろ」
「生きてる実感、します？」
JJ「する(笑)心臓いてーもん」
「私も(笑)」
JJ「こんなに空が広くて青いってことに気がついたのも……何年ぶりかな」
「……」
一緒に手を繋いだまま上を見る。
JJ「オレ、Aのおかげで、忘れていたいろんなことに気がついてる気がする」
「…私も、気がつかないこと、たくさんありました」
JJ「…なんで人は、大切なことを忘れてしまう生き物なんだろうな」
「でも人は、人と関わることで大切なことに気がついたり、忘れかけていたものを思い出せたりするんですね」
……うん
ささやかなことでも
そんなこと、改めて意識することじゃなくても
気がつけたことが、こんなに胸を熱くして、嬉しく思えることが
とても幸せで……
「お腹空いた」
JJ「オレも」
「生きてるから(笑)」
JJ「だな(笑)お弁当、食べよっか」
オレはAの手を引き上げて起こしてあげて、そのまま手を繋いだまま、レジャーシートまで一緒に歩く。
繋いでいることに、お互い触れない。
手を繋ぐって
けっこう特別なこと
今まで毎日のように一緒にマンションにいても、繋ぐことも触れることもなかった。
今はこの手を
離したくなくて
離したらいけないような気がして
君の手が、優しくて温かくて……
愛おしくて……
この想いは、きっと……
・
その日の夜、いつものようにお互い別々に風呂に入り
夜11時
オレのベッドの下に布団を敷こうとしてるA
……
Aの手を掴んで、敷くのをやめさせる。
驚いた顔
でも、じっと見つめ合って
JJ「……一緒に、ベッドで寝よ？」
「……はい」
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リオ(プロフ) - yucapさん» yucapちゃん、気になる終わり方しちゃいました(^▽^;)更新したので、よかったら読んで下さいね。もう書き上げてるので、こまめに早めに更新します！ (2016年10月23日 10時) (
レス) id: a0ab13b7a6 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ここあさん» ここあさん、多分ﾋﾛｲﾝちゃんは覚えていないと嘘をついたんですね…ジェジュンのために。そして運命の日が来ました！更新したので、ぜひ読んで下さいね☆彡 (2016年10月23日 10時) (レス) id: a0ab13b7a6 (このIDを非表示/違反報告)
yucap(プロフ) - えーーーチョー気になる！！ (2016年10月23日 0時) (レス) id: d9567b625a (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - アレ？記憶喪失じゃなかった(＞＜) ジェジュくんを助けに来たのかなぁ。ヒロインちゃんが無事でありますように☆次章も楽しみにしています(^O^) (2016年10月22日 22時) (レス) id: c74f69ea9f (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - mikiさん» mikiさん、仮説、立てちゃいますよね？多分…だいたいあってるかな？(^-^;でもちょっとぼんやりなんですけど←え。次章で答え合わせして下さい(^O^)楽しみにしてくださって、ありがとうございます♪ (2016年10月22日 16時) (レス) id: a0ab13b7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ
| 作者ホームページ：https://twitter.com/6y0u0y2u?s=09
作成日時：2016年9月29日 10時
