どこまでもご一緒します ページ37
YC「どちらまで？」
「…散歩よ」
YC「ああ、確かに今夜は月がきれいで、散歩したくなるような夜ですね」
ユチョンは夜空を見上げて、からかうような口調で言う。
「…そうよ。だからちょっと出かけるの」
YC「それにしてもこんなところからお出かけになるなんで、良家のお嬢様としてふさわしくないですね」
「…月がきれいだったから、つい出ちゃったの！」
YC「ですが危ないので、玄関からどうぞ。この先に道はありませんよ」
「……ほんっとムカつく」
YC「知ってます(笑)」
「もうほっといてよ！」
YC「放っておけません」
「今まで何も危険なことなかったじゃない！もう必要ないわ！」
YC「お嬢様が必要ないと思っても、私は必要ですので」
「……」
YC「お部屋にお戻り下さい」
「いや！」
YC「ではご一緒します」
「それもウザくていや！」
YC「それでもどこまでもご一緒します」
「……」
なによ……
なんでそんなこと言うの？
そんな優しい目で
かっこいい顔で
そういう言葉、言うの？
YC「お嬢様、まだわかってくれませんか？」
「…なにが？」
YC「社長を始め、みなさんがどれだけあなたを心配してるか」
「……」
YC「オレも…」
オレ、も…？
その時、風が強く吹いて思わず目をつぶった瞬間、体勢のバランスを失って
YC「危ない！」
「きゃあ！」
バランスを崩して咄嗟に柵をつかんだままま、ぶら下った状態に。
「助けて！」
YC「そのまま手を離して落ちて下さい」
ユチョンの声は私の真下
「やだ！怖い！」
ﾐｷ「Aお嬢様！」
坂下「お嬢様！大変だ！早く下に布団を！」
ﾐｷ「ユチョンさん、早くお嬢様を！」
騒ぎに気がついた人たちが、どんどん集まってくる。
「早く助けてってば！」
YC「ですから、そのまま手を離して落ちて下さい」
「そんなの無理！」
YC「大丈夫です。必ず受け止めます」
「…でもっ」
YC「オレを信じろ。なにがあっても必ず守るって言っただろ？」
…………
もうやだ。
涙が、出そう。
痛くて、苦しい……
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リオ(プロフ) - mikiさん» mikiさん、わぁ！ありがとうございます(≧▽≦)ちょー嬉しいです！実は私も、今までになく読み返しちゃってます(笑)甘いの…この二人にすぐにやってくるんでしょうか…←えええ…でも全てを理解ししがらみをとっぱらい心から愛し合えるようにします！必ずや…！ (2016年9月23日 19時) (
レス) id: a0ab13b7a6 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - alexisさん» アレさん、謎？もどきを散りばめてすみません(^-^;事件は次章ですね・・・事件、いらない？(笑)そしてそしてちゅう………←え(笑)皆様待ってますよね？私も待ってます(>_<)あああ、ちゅうしてほしい！ (2016年9月23日 19時) (レス) id: a0ab13b7a6 (このIDを非表示/違反報告)
miki - 2人の初デート首をなが〜くして待ってました。私にとっては時々甘いユチョンにドキドキしたり、十分キュンキュンして何度も読み返してましたよ。リオさんの言う甘いの楽しみにしてますね(〃ﾟ艸ﾟ):;*｡ (2016年9月23日 0時) (レス) id: 3ddff8815f (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - リオさん» ユチョンのお母さまも亡くなられてますから…ﾋﾛｲﾝのママと同じ頃…少し時間差はありますが… ママ同士がお友達でー…。う〜ん事件発生は次章ですか？← ところで、ちゅー♪♪(´ε｀ )はしますか？？ンフ♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - alexisさん» アレさん、デートですともデート！映画みたいな素敵なロケーションで、ボディガードとしてでなくて…いよいよ？←それはどうでしょう(笑)残りがあと四話なので…(^-^; (2016年9月20日 15時) (レス) id: a0ab13b7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ
| 作成日時：2016年8月16日 8時
