#92 実家 ページ24
今日の昼、俺が作業をしていると珍しく父さんが連絡をよこしてきた。
俺の父さんと母さんは優しい。
上京すると言ったときも、歌い手として食べていくと言ったときも、いつも俺が決めたことなら、と承諾してくれた。
だが、今回は状況が違うようだ。
メッセージの内容はこうだった。
『A、帰ってこれないか?できればすぐに。』
俺は何かあるのだろうとその日のうちに準備をした。
メンバーとあまちゃんに要件を話し、明後日までに帰ってくると言ってすとぷりはうすを出た。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして、只今家の前。
昔ながらの日本家屋。
まわりの家は近代風なのに、ここだけ時代に取り残されたような感じだ。
引き戸を引いて、中に入ると懐かしい匂い。
「ただいま〜!!」
そう叫ぶと奥から母さんが出てきた。
母「え!?A!?もう帰ってきたの?あなた!Aが〜…」
いつになく世話しない母さん
本当に何かあったのだろうか?
俺が家に上がり、荷物を自分の部屋に置きに行っていると、父さんが話しかけてきた。
父「おかえり、A。荷物を置いたら居間に来なさい。いいね?」
そう念を押された。
荷物を部屋に置き居間に行くと、父さんと母さんが座っていた。
父「A、ちょっとそこに座って」
優しい笑みを浮かべながら父さんは言った。
俺は父さんに従う。
「どうしたの?急に呼び戻したりして?」
俺は二人に疑問を投げかける
二人は少し黙ってから言った。
父「A、お見合いをしてくれ」
ラッキー歌い手
天月ーあまつきー
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聖輝 - 刀剣乱舞してるんですか? (2021年1月22日 0時) (レス) id: 9a5a454c84 (このIDを非表示/違反報告)
みしゅ(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!! (2019年12月2日 5時) (レス) id: 2ff5238d24 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 応援しています!!((●゚ν゚) (2019年12月1日 22時) (レス) id: 0b4571d3ee (このIDを非表示/違反報告)
実乃里(プロフ) - うん!!応援してるよ!! (2019年12月1日 21時) (レス) id: d0bec08b22 (このIDを非表示/違反報告)
みしゅ(プロフ) - 実乃里さん» ありがとう。消えないようにがんばるね!! (2019年12月1日 21時) (レス) id: 2ff5238d24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みしゅ | 作成日時:2019年8月23日 12時