傍に居るから ( 刀×審神者出てきます ページ4
A「…っ」
目を開ければ見慣れた天井…かと思えば。
三日月「主よ、起きたか…？」
心配そうに顔を覗き込む、三日月の瞳。
A「あぁ、三日月…。っう!!」
体を起こそうと思えば、腹に激痛が走り再び寝た。
三日月「まだ、傷口が塞がっていないのだろう…主は暫く安静にしているのだぞ？」
そう言われれば、自分が腹に受けた傷を思い出した。
割と深めにいったようだ…まぁ、あっちは亡き者にしようとしていたからな…。
これは暫く起き上がれない。
A「…そう言えば、望水はどうなったの…？」
三日月「あぁ、主が倒れた後だな。
こんのすけが政府の人間達を連れて来て、共に帰って行ったぞ」
A「…そっか」
分かってくれていたのなら、それで良いんだ…。
三日月「主よ、皆をあまり心配させるのは良くないぞ？」
軽くおでこを指でつつかれた。
A「うっ…スミマセン…」
その通り過ぎて、反論出来ない。
三日月「あぁそれと…主が指示を出していないが、皆は畑仕事や馬の世話、手合わせなどをしているぞ。」
A「！有難いです…」
ちゃんとやっている、偉い子達だ。
三日月「加州と小狐丸は、早く主に会いたいと泣きべそをかいていた。」
──似ている。
三日月「俺も、早く主と話がしたかったぞ。
このように長く生きていて、こんな感情を持ったのは初めてだ。
…何とももどかしい。だが、それ以上に愛おしい」
A「！…嬉しいです…」
それより何倍も恥ずかしい想いだけど…っ!!
三日月「本当は、主が起きた事を伝えねばならない。
…だが、今はまだ二人きりになりたいのだ」
駄目か？と優しくAの頬に触れた三日月。
その顔はAの瞳の中で、好いた女を独占したいという…刀では無い、ただの1人の男としての顔が映し出されていた。
A「…三日月…。貴方がそう願うなら、まだ皆には秘密にしておきましょう…」
少し悪戯を含んだような、優しい笑みを零したA。
三日月「…主……」
嬉しそうに微笑めば、Aに顔を寄せる三日月。
A「三日月……」
三日月の頬に触れると、温かくて柔らかい。
…こうしてみれば、彼も人なのだと改めて思える。
三日月「…これが人間の言う大好き、や 愛している、という感情なのだな」
優しく笑みを零し、顔を寄せた三日月の唇が私のそれと重なった。
…あぁ、今が泣きたいくらい幸せです。
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熊猫ネル(プロフ) - 818猫(ユキ)さん» ！！返信がとても遅くなってしまい申し訳ありません！！温かいコメント本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2018年10月2日 11時) (
レス) id: 818e8d74de (このIDを非表示/違反報告)
818猫(ユキ)(プロフ) - 就活お疲れ様です！！どんな更新速度だろうと、ずっと応援してます！これからも頑張ってください！q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2018年9月9日 22時) (レス) id: 289b232665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梔子ねるる | 作成日時：2018年2月18日 17時
