伝えきれない程の… ページ20
A｢どうしたの？｣
加州｢あのさ…今更言う事じゃないんだけど……えっと…｣
少し恥ずかしそうに頬を赤らめて話し出す加州。
加州｢その、ありがとう｣
突然言われた感謝の言葉に、目をぱちくりさせる。
まさか、ありがとうと言われるとは思わなかった。
A｢え、あ、うん？｣
思わず曖昧に言葉を返してしまう。
加州｢ちょっと俺、真面目に言ってるんだよー？まぁ、何を言いたいのかって言うとね？…俺達の所に来てくれてありがとうって事！｣
A｢ど、どうして？｣
加州｢そりゃ……｣
三日月｢俺達を救ってくれたからだぞ｣
しゃなりしゃなりと上品に歩いてくる三日月。
おかしいな、先程までベロベロになった鶴丸達に絡まれていたような気がする。
三日月｢主でなければ、きっと俺達は今もあのままだった筈だ｣
Aの隣に腰を下ろす三日月。
A｢そんなそんな…｣
ゆるりと首を振る。
刀剣男士達が好きならば、皆も私と同じ事をするはずなのだ。
加州｢もー謙遜しないの。俺達は本当に感謝してるんだから！｣
むに、と加州に頬を摘まれた。
A｢む……？｣
三日月｢主が居るからこそ、俺達はこうして楽しむ事が出来るのだぞ？｣
ふわりと優しく微笑んだ三日月。
加州｢そういう事…っわ！待って、デザート俺も食べる！安定俺の分も！｣
安定｢もーしょうがないな｣
頬から手を離した加州は、デザートを持ってきた安定の所に歩いて行った。
A｢皆、いい笑顔です｣
皆の居る場所を振り返れば、楽しそうに笑っている姿が垣間見えた。
三日月｢これも主のおかげなのだぞ｣
そう言った三日月に視線を向ければ、優しげな笑みを浮かべていた。
A｢…嬉しいです、私が役に立てるなんて｣
心が高鳴った。
まさか、自分が役に立てる日が来るとは思わなかったから……
三日月｢主よ。｣
ふわりと髪に触れるその手つきは、壊れ物を扱うように優しかった。
A｢ん？…わ！｣
くい…と腰を引き寄せられ、三日月と肩を寄せ合う形になった。
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熊猫ネル(プロフ) - 818猫(ユキ)さん» ！！返信がとても遅くなってしまい申し訳ありません！！温かいコメント本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2018年10月2日 11時) (
レス) id: 818e8d74de (このIDを非表示/違反報告)
818猫(ユキ)(プロフ) - 就活お疲れ様です！！どんな更新速度だろうと、ずっと応援してます！これからも頑張ってください！q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2018年9月9日 22時) (レス) id: 289b232665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梔子ねるる | 作成日時：2018年2月18日 17時
