寂しかった ページ13
光源氏「…前田、薬研、援護を」
ﾀﾝｯ──
矢が女の審神者の足元へ放たれると、女審神者は足を止める。
前田「行きます！」
薬研「少し大人しくして貰うぜ！」
立ち止まった審神者を押さえつけて、倒れ込んだ二人。
光源氏「青江、頼みますよ」
押さえつけた審神者から、黒く揺らめいた何かが現れる。
にっかり「分かっているさ…！」
倒れている審神者へ走り寄り、黒い何かを半分に斬るにっかり青江。
女審神者「ぎゃああああああああ…!!」
その瞬間、叫び声をあげじたばたと暴れるが、ぷつり…と糸が切れたあやつり人形のようにピタリと動かなくなった。
A「…ど、どうなったんです？」
光源氏「安心して下さい…応急処置みたいなものです。生きていますよ」
そう言い女審神者を抱え、馬に乗る光源氏。
A「は、はぁ…それなら良かったです」
光源氏「それでは、またお会い致しましょう…」
ニコリと微笑めば、刀剣男士達を引き連れ去って行った。
A「…」
それを見送り、ため息をつけば本丸へ帰還。
────────
A「…まだ夜だから、皆寝ているはず」
そう呟けば、そそくさと審神者部屋へ帰る…
「主」
はずだった。
A「！！」
三日月「…俺達を置いて何処へ行っていたのだ」
にこやかだが、何処か寂しそうな笑みを浮かべた三日月が呼び止めた。
A「…お、起きてたんだね…。」
三日月「寝れなくてな…。出ていく主を心配したぞ、戻って来なくなるかと…な」
寂しそうに笑う三日月に、胸が締め付けられた。
A「ごめんね、大丈夫だよ。
私はここを離れない。…詳細は明日また説明するから…寝るね」
三日月「…あいわかった。」
その返事を聞けば、安心したのか頬を僅かに緩ませる三日月。
A「おやすみなさい」
三日月「あぁ、おやすみだ」
────本当は寂しかった、などと言う言葉は言えなくて。
おかえり五虎退 ( 後半シリアス、注意→←審神者に、なるという事
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熊猫ネル(プロフ) - 818猫(ユキ)さん» ！！返信がとても遅くなってしまい申し訳ありません！！温かいコメント本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2018年10月2日 11時) (
レス) id: 818e8d74de (このIDを非表示/違反報告)
818猫(ユキ)(プロフ) - 就活お疲れ様です！！どんな更新速度だろうと、ずっと応援してます！これからも頑張ってください！q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2018年9月9日 22時) (レス) id: 289b232665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梔子ねるる | 作成日時：2018年2月18日 17時
