化け猫審神者・弐 ページ1
水望「何を言っているの！？私が全員を生んだの！鍛刀したのよ！？
あなたは私の本丸を奪い取っただけにすぎない！！」
江雪「私は、あなたを知りません」
と、江雪がAの隣に歩み寄った。
水望「なっ…江雪左文字…」
A「確かに、彼らを鍛刀したのは紛れもないあなた。けれど、江雪さんは私が鍛刀した刀。
…でもあなたは、自分が鍛刀した刀達に何をした？」
水望「出陣、遠征、畑仕事…仕事はちゃんとさせたわ！！」
A「…どうでしょうか」
刀剣男士達を振り返る。
薬研「毎日出陣、出陣、遠征、遠征」
前田「馬のお世話は少しだけ。可哀想だからと、逃がした僕の兄弟達を破壊」
石切丸「畑仕事、手合わせはあまりしていないかな」
宗三「ボロボロになった弟を助けもせず…」
小夜「仲間が次々壊れていくのに…」
鶴丸「俺や三日月を、本丸という牢獄に閉じ込めた」
江雪「審神者が、和睦の道を絶ったのですか…？」
A「そういう事になるんだよ、水望様…いいえ…
本名、それは刀剣達に伝われば命に関わるもの。
望水「なっ、、あんた！それは…!!」
A「…今は私の本丸。私の刀剣男士達。
誰にも手は出させない。例え、それが元審神者だとしても」
望水「っ、許さない…!!私の本丸よ！」
A「聞く耳を持たないんですか？
……だから、出て行けと言っているんだ女。
貴様のように刀剣を大切に出来ない奴は、審神者をする権利は無い！さぁ、出て行け！
そして2度と、此処には戻って来るな」
痛む腹を押さえながら冷静に、そして強く言い放つ。
刀剣男士達を守る様に前に出て、その小さな身体を震わせながらも。
望水「っ…!!この…！」
逆上した望水は包丁を握り、Aに襲いかかる。
「「「「「主…!!」」」」」
刀剣男士達が止めようと慌てて駆け出す……
ｷｨﾝｯ…!!…ﾄﾞｽｯ
望水「な…」
包丁は畳へ刺さり、Aは無傷。
更にそのAを庇うように刀を向け、凛と立つ二人。
「大きいけれど小狐丸。いや、冗談ではなく。まして偽物でもありません。私が小！大きいけれど！」
「新しい刀が出来たようだ、主よ。
遅れてすまなかったな、迎えに行っていたのだ」
A「…三日月宗近、ありがとうございます。
そしてようこそ、我が本丸へ。小狐丸」
小狐丸「貴女が、ぬしさま…。
この小狐、ぬしさまにお仕えする事を有難く思います！」
望水「小狐、丸…ですって…!?」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
熊猫ネル(プロフ) - 818猫(ユキ)さん» ！！返信がとても遅くなってしまい申し訳ありません！！温かいコメント本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2018年10月2日 11時) (
レス) id: 818e8d74de (このIDを非表示/違反報告)
818猫(ユキ)(プロフ) - 就活お疲れ様です！！どんな更新速度だろうと、ずっと応援してます！これからも頑張ってください！q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2018年9月9日 22時) (レス) id: 289b232665 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梔子ねるる | 作成日時：2018年2月18日 17時
