答え ページ7
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『まさかジソンも私のことが好きだなんて…』
ジソンとご飯を食べに行ったあの日、ジソンに告白された
素直に、嬉しい
私もジソンのことが好きだし、また傍にいられたら、と思っていたから
だけど、彼の職業を考えるとあれからもう4日経つのに答えを出せないでいた
こういう時に相談できる友達も親もいないのが辛い
『好きなのは確かなんだけどな』
コンビニで会った時もお店で抱き締められたときもすごくどきどきした
あの頃はしなかった香水の匂いが大人になったのを分かりやすく教えてくれて
付き合うことで、ジソンの負担になったら
もし撮られてジソンが全て失ってしまったら
『……そんなのは、嫌だ』
諦めた方が良いよね
"ｶﾄｯ"
『…会いたくて、来ちゃった…？』
カトクによると、ジソンがこのアパートに来ているらしい
私に、会いたくて
これは、答えを言わないといけないんだろうな
すぐ降りるね、と返事をして玄関に向かう
カーディガンを羽織って軽く髪をといて、必要最低限の身だしなみを整える
『ごめん、おまたせ』
階段を下りたすぐそこ、ジソンがスマホを見ながら立っていた
「急に来てごめん。会いたくなっちゃって」
『大丈夫だよ』
気まずくてジソンの顔を見れないから、彼が今どんな顔をしているのか分からない
「A、こっち見てよ」
ザリ、と音を立てて近づいてくる
反射的に後ろに下がるけど、ジソンの一歩の方が大きくて簡単に捕まえられてしまう
「…僕のこと、嫌いになった？」
両頬を彼の手で包まれて無理矢理視線を合わせられる
眉毛を下げて、悲しい、って顔をするからなんだか目を逸らせなくて
「A…？」
『嫌いじゃないよ』
「違う。僕が聞きたいのはそんなんじゃない」
『っ ジソンは、アイドルなの。彼女なんかいたらダメでしょ？』
「…それは、Aも僕が好きってことだよね」
否定も肯定もできず俯いてしまう
すると、ジソンが頬から手を離してふわっと抱き締めてきた
ぎゅーって骨が折れるくらい力を入れられて、離れたと思ったら唇に柔らかい感触
角度を変えて何回も降ってくるそれにされるがままになる
「僕たち、ずっと一緒にいようね」
目の前のジソンがあんまりにも幸せそうに笑うものだから、その時の私は何も考えずにうん、って答えてしまったんだ
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落ち椿 - 七彩さん» コメントありがとうございます！俺ですね！貴重なご意見ありがとうございます！助かります〜🥰 (3月19日 8時) (
レス) id: 5a9946419b (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - 個人的には、俺の方が男らしさがあっていいんじゃないかなと思います！ (3月19日 5時) (レス) @page9 id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：落ち椿 | 作成日時：2024年2月12日 16時
