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強引にジョンインの手を引き、
さっきの石段から離れる。
JI「Aっ？！！」
急なことで
ジョンインは驚いていた
けれど、
抵抗はせず、
私に動かされる。
お宮の敷地の中心で足を止めて
ジョンインを振りかえる。
手は繋いだまま
雨の中に立っている…
冷たい雨の雫が
頬にあたっては下へと流れ
それを繰り返す。
「ここなら、わからないよ」
JI「え………？」
ジョンインは言葉の意味を理解出来ない様子で
私を見る。
私は小さく笑顔を見せる
「雨の中なら、泣いても誰もわからないよ。」
繋いだ私の右手と
ジョンインの左手
もう片方の手を
左手で握りしめた。
髪の毛も、制服も
靴や靴下も
全て雨の中に溶け込んだ
これだけ濡れたら
後は何も
失うものはないでしょう？
涙は雨が隠してくれるから
声は雨音に消えるからーーー
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のろすけ(プロフ) - rinaさん» rina様、お返事が遅くなり申し訳ありませんT_T！ありがとうございます！まだまだ長丁場になる予定ですが、最後まで読んでいただけたら泣いて喜びます、、（ ; ; ）♪ (2015年9月13日 22時) (
レス) id: 65b2b8b49d (このIDを非表示/違反報告)
rina(プロフ) - 読ませていただきました。凄くドキドキしながら読んでます。頑張ってください! (2015年8月26日 6時) (レス) id: 165350e54b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のろすけ | 作成日時：2015年8月24日 3時
