秘めてるもの【浦原喜助】

episode35 ページ37

カキンッ、カキンッ、と火花を散らしながら刀同士がぶつかり合う





兄「オラオラどうしたぁ？！その程度なのか？あぁん？！？」




兄さんは簡単に敵の刀を弾き飛ばし、瞬歩で後ろに回り込んで心臓を一突き




敵「ぐはっ、！」




私は複数の隊員が放った高密度の斬撃を全て刀で滑らせ、別の場所にいる隊員へ正確に逸らす





直撃したのか、様々な方向から悲鳴が上がる




敵「なっ、化け物め……！」





驚きつつも睨みつけるように私をみる



数え切れないくらい聞いた言葉。もう慣れた




『褒め言葉として受け取るわ』




敵「だが、その余裕いつまで持つかな？！」



さっきの表情とは違い、余裕の態度を見せる隊員






『？……なっ！？』







あまりに気にしてなかったが、首に巻きついているものが突然、私の霊圧をどんどん吸収していく





ありえない速度で吸収するため、空になるのは時間の問題だった






そして、ついに私の霊圧は空になった

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