episode29 ページ31
『っ……!』
動かすだけで激痛が走る背中を抑えて、消毒し、包帯を巻く
兄さんも知らない出来損ないの教育。言えるはずもない
兄さんに関わったら教育
関わっていなくても教育
なぜこんな事をするのか一度だけあの人に聞いたことがあった
※
「夜坊ちゃんは四楓院家の正当な後継者。坊ちゃんと一緒に生まれただけで貴方をここまで養ってあげてるのですよ?」
「おまけに斬術などの修行をつけて貰って……これも一種の教育なのです。躾のなっていない貴方のね……」
それに……と続けて鞭を打つ
「その虚のような白い肌は、四楓院家には相応しくないと、分家の者達からの命を拝命しておりますゆえ」
※
苦い記憶を思い出して涙目になるが袖で拭い、寝る準備をした。
『そういえば、よるごはん、たべてなかったな……』
ご飯はまともな方だが、質素なものばかり
たまに夕飯を抜かされるのは珍しいことではなかった
そして布団中で気を失うように眠ってしまった
翌日、傷の影響で熱が出た
(あ、れ……?)
朝になり起き上がろうとすると、身体が鉛のように重く動かなかった
どんどん体温が上がり意識が朦朧する。そこで私の意識は途切れてしまった
次に目が覚めたのは額にひんやりとした何かを置かれた時だった
視界がぼやける中、白い髪で分かった
『に、いさん……』
────
過去編もうちょっと続きそうです、、
長いですよね、すみません、、
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夏夜(プロフ) - 明里香さん» 直ぐに訂正させてもらいました!まだ誤字脱字等ありましたら、またコメントして下さると幸いです!m(*_ _)m (8月16日 11時) (レス) id: 4c41f768c0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 41話、受け継次ぐじゃなくて、受け継ぐです。 (8月9日 1時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏夜 | 作成日時:2023年7月23日 1時