episode2 ページ4
その日の夜
『…………やはり嫌な予感は的中しましたね。喜助さん』
「ホントですよ……全く。」
とっくに店に帰っていた喜助さんがため息をつく。
空座町に3つの大きな霊圧を見つける。
3人のうち2人は隊長、副隊長だが、1人は見覚えがある霊圧だった。
『あの子が喜助さんの言っていた、興味深い子ですか……』
「そう言うことッス」
そう言いながらなにかガサゴソと準備する喜助さん。
『あの中に飛び込むつもりですか?』
「まっさかぁ〜!そんなことするとワタシが死んでしまいますよ」
心配していたが、冗談ぽく言う喜助さんに思わず笑ってしまう。
『ふふっ、そう言って安心しました。』
喜助さんは立ち上がり、戸に手をかけた。
「それじゃ、行ってきますッス」
『ええ、行ってらっしゃい』
その後霊圧で状況を把握しつつ、部屋の準備をするようテッサイさんに促した。
しばらくして、喜助さんが帰ってきた。
オレンジ色の髪をした男の子を背負って。
「ただいまッス〜。あ、Aサン部屋の準備……」
『出来てますよ、テッサイさん』
「喜助さん、こちらへ」
そう言うと、テッサイさんが男の子を喜助さんから受け取り、部屋に向かう。
血だらけの死覇装を脱がすと何ヶ所も酷い怪我をおっていた。
それでもなお生きていることに私は驚きを隠せなかった。
でも一番気にかかったのは
治療している時に「ルキア……」呼ぶ声も聞こえた事だった。
『喜助さん、テッサイさん、後で事情を伺いますからね』
そう言うとテッサイさんと喜助さんは「はい……」と大人しく返事をした。
『よしよし、よく頑張りましたね』
『今はゆっくり休んでください』
うなされている彼に優しく声をかけながら頭をなでた。
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夏夜(プロフ) - 明里香さん» 直ぐに訂正させてもらいました!まだ誤字脱字等ありましたら、またコメントして下さると幸いです!m(*_ _)m (8月16日 11時) (レス) id: 4c41f768c0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 41話、受け継次ぐじゃなくて、受け継ぐです。 (8月9日 1時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏夜 | 作成日時:2023年7月23日 1時