秘めてるもの【浦原喜助】

episode14 ページ16

一方、現世では



「うふふ、えへへっ！もうどしよう〜！！」



座布団を抱きしめ、ゴロゴロと寝転がる喜助。



その現場を偶然見てしまったジン太と雨は、居間で緊急会議を開いていた。




「うへぇ、どうしちゃたんだよ……店長」


若干……いや、ドン引きしながら雨に話しかけるジン太


「うーん、分かんない……テッサイさんなら何か知ってるかも」



雨もイマイチよく分かっていなかった。


※


喜助がああなったのは、一護達が穿界門を通った後に起こった。



喜助が自分の部屋に戻ると、机の上に直されていた帽子と一通の手紙が置いてあった



差出人はA本人



喜助は手紙を読んだ後喜びのあまりにああなってしまったわけなのである。



※


だが、その事情を知るものはAと喜助以外誰にも分からなかった。

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