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「ほら、あれが我が国の要。グルーミー城だ」
「わあぁ……これが、ビア王国の王城……!!」


彼らはダールベルク家から、此処ビア王国の首都”ミュラー”へと車を走らせていた。正確には、首都を一望するかのように存在感を主張する王城”グルーミー城”へ向かっていた。

城、と言うよりは要塞に近い見た目をした王城の前に、黒塗りの車が停った。先程の屋敷よりも高く頑丈そうな門の前には、豚の被り物をしている男とロング丈のメイド服を着た女が立っている。


「やあ二人とも。出迎えご苦労」
「なあにが出迎えご苦労なんですかねぇ。自分の仕事俺に押し付けやがって仕事しろ」
「お帰りなさいませ。そして、大変御無沙汰しておりましたお嬢様。お元気そうで何よりです」
「久し振りねルミル。貴方も元気そうでよかったわ」


豚を被った男は金髪の男に苦言を呈し、後ろから着いてきた女_ルミルは、少女と男にお辞儀をしてから、少女へと幾分か顔を綻ばせながらまたお辞儀をした。少女も彼女に出会えた事を嬉しく思っているのか、頬を赤らめて楽しげに話している。
それぞれが互いに二言三言話し終えると、豚を被った男が膝を折り曲げ少女と同じ目線に屈んだ。


「久し振りやなぁエリー。俺の事覚えとる?」
「当たり前ですわ!お久し振りですトントン様!」

「はは、エリーにそう呼ばれるの久し振りやわ」

少女の頭をポンポンと撫でながら、嬉しそうにその声色を弾ませた。表情は被り物がある為分からないが、きっと目を細めて微笑んでいるだろう。
「さて、今いる奴ら集めてるからはよ行くか」と言ってトントンは立ち上がり、後ろに居た門兵に車を任せ、四人は城内へと入っていった。



「そう言えばトントン様
仮面から被り物に変えたのですね」
「ん?あぁ、これか?これなぁ、お面の方が壊れたから変えたんや。丁度お面古くなってたしな」
「前まではただの被り物だったが、今では改良に改良を重ねたハイテク豚になっているんだゾ!
因みにこれを作ったのはうちのお抱え科学者とその愉快な仲間達だ」
「愉快な仲間たち……なるほど?」
「無視してええよ」



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とうふ(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!ノロマな更新ですが、これからも応援よろしくお願いします (4月17日 19時) (レス) id: df35f93799 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 面白くて一気に読んでしまいました!笑 とても面白く想像しやすかったので、楽しく読めました! 更新頑張ってください。応援してます! (4月17日 7時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とうふ | 作成日時:2019年11月16日 0時

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