【ヒロアカ】死神、時々学生。【MHA】 (ページ49)

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ハンバ──グ!! ページ49

黒霧は晩御飯を作っていた。

野菜──

特にたまねぎの甘い香りが漂っていた。

「黒霧、今日の晩御飯は何?」

「貴方の好きなハンバーグですよ」

そう、俺はいつの日かリクエストしていたのだ。

『豆腐使ったハンバーグ食べたい!』と。

「ありがと

覚えててくれたんだ」

そう言って笑うと、黒霧は言った。

「いいえ、

私は今日、死柄木弔に言われて思いだしたのですよ。」

黒霧は弔の方を見た。

「ありがとう、弔。

覚えててくれてたのと、黒霧に言ってくれた事。」

覗くと香りの素は、たまねぎのスープだった。

黒霧はハンバーグの種を準備している所だった。

「黒霧、今日はハンバーグのタネからやっていい?」

ひょっこりと顔を出して言う。

「ええ。

死期A、貴女の作るハンバーグは絶品ですから

歓迎ですよ。」

そう言う黒霧に礼を言って、俺は髪を結んでキッチンに立った。

水抜きされてある豆腐

(コンビニでも売ってる3つ入りの奴1パック)

のキッチンペーパーを剥いてボウルに入れる。

あ、水抜き方法はキッチンペーパー2枚用意して、それで豆腐を包んでお皿にはさんで

そこからたまねぎとかするんだよ?(知ってるよね、ごめんなさい)

卵一つを割って入れる。

たまねぎのみじん切りも入れて豆腐の形がなくなるまで潰しながら卵を混ぜる。

ある程度混ぜたらミンチ肉を入れて塩コショウを適量入れ、混ぜる。

ポイントはここで混ぜすぎないようにする事だね!

肉はなるだけ潰さず、本当に混ぜるだけ。

そのまま形成して暖めてあるフライパンに次々と入れていく。

ジュゥゥゥ…と肉の焼ける音といい香りがする。

「本当、Aって手際良いよなぁ…」

そう言う弔。

手を洗いながら思いだした。

俺のハンバーグは連合内で知らない奴はいなかった。

それほど人気なのだ。

美味いらしい。

いい具合に焼けた。

なので全て裏返してふたをしてから弱火にする。

そこからは6～7分待つ。

黒霧にその間手伝えるか聞いた。

「いいえ、大丈夫です。

ゆっくりしてください。」

そう言われた。

黒霧に任せておけば大体できるしね←

弔とじゃれながら待っているといつの間にか時間が経っていた。

大体6、7分。

竹串を持ってハンバーグのもとへ行く。

ふたを取り、一番大きな分の一番膨らんでいる部分に刺すと

肉汁がとめどなく溢れた。

竹串に赤っぽい色はついていない上に肉汁にも異常はない。

黒霧は野菜などを出していて

白い皿にハンバーグを乗せた。