【ヒロアカ】死神、時々学生。【MHA】 (ページ34)

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死神の鎌は重いと知らしめてくれページ34

轟の方から鎌を取り上げ、構えてから轟に鎌を振り下ろした。

ギリギリで氷を作られたが、鎌の重さと勢いであんなに分厚い氷が砕けた。

「なんだお前…」

そう言われてもなぁ…

『俺は死神。

それ以上でもそれ以下でもそれ以外でもない。』

そう言いながら鎌を振るい続ける。

轟は氷結でガードしている。

『そこ!』

俺は葉隠を発見した。

隠していた小さい方を飛ばした。

同時に轟に鎌を振るった。

轟は葉隠に気付いていたらしく守ろうと氷結を出したが間に合わず、葉隠は腕に傷がついた。

透明な二の腕を伝う血。

『血は透明じゃないんだな。』

そう言って攻撃される前に轟の足を少し切ってから

いつの間にかあったワープゲートに飛び込んだ。

『助かった、黒霧。』

そう言ってからちょっとだけかいていた冷や汗をぬぐった。

山岳地帯にワープして、あのヴィラン達を制止させる。

『お前等、一旦やめろ。』

そう言うと百たちはこっちを見た。

『やぁ。

雄英のお嬢さん達。』

百と上鳴、響香は戦闘体制に入る。

そりゃあ俺も一緒に鎌を構えているんだから。

『ねえ黄色い髪の君、俺のこと知ってるよね。』

そう聞けばまぁ…と帰ってくる。

『この鎌軽いとかネットで騒がれてるじゃん?』

「超軽量だとか筒の中は空洞だとか色々と…

軽いんですか…?やっぱ。」

雑談から入っていくのは俺が好きなだけだ。

『ホラ、体験した方が早いじゃん?』

すると百たちと何か言いあった後、やりてえ!と自分から持ちに来た。

持った瞬間崩れ落ちる上鳴。

『正解は、超重い!

あわよくば取り上げようって算段だけはいいね!

重かった場合、ってのは想像してなかったみたいだけど!拡散してね!』

笑ってやった。

すると百は造っていた物で切りかかって来た。

それを手袋をつけていたのでそのまま受け止めた。

百はとても驚いてる。

『君達にはあまり傷をつけるつもりはなかったけど。

そっちから仕掛けたんだから、後悔はしないようにね。』

そう言って俺は鎌を横に振った。

百の腹部から鮮血が少しだけ散った。

『ちょっと深かったね、ごめんね?』

深いと言ってもそこまでではない。

でも俺は一応謝った。

『俺はね、ホントはヒーローになりたかったんだよ?

でもヒーローが何もしてくれなかったから。

人体実験とかね。

色々とされたんだ。助けてほしかったなぁ。』

そして俺は広場に戻った。

『黒霧、ありがとう。

大体の気になる奴にあった。

最後はコイツだな』