【ヒロアカ】死神、時々学生。【MHA】 (ページ33)

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意外に死神の鎌は重いんだよ? ページ33

あの中で強いと思う人物の所に行こう。

爆豪と轟と常闇、尾白。

あとプロヒーローのイレイザーも気になる所。

百の所に遊びに行ってみるか。

爆豪は勘がよすぎるので却下

常闇はちょっとやめておこう。

じゃぁ最初は尾白か。

黒霧にお願いして尾白が居る場所に飛ばしてもらった。

『おい、黒霧。

火災ゾーンに飛ばせ』

すると霧に包まれ、襲ってきた熱風、焦げた匂い、

パチパチと木が燃える音、燃え上がる炎のゴォォォ、と言う音。

火災ゾーンだ。

タタッ、と着地した俺。

真っ黒な温風でたなびくローブ。

数メートル先には尾白の背中。

『おぉ、立派な尻尾だねぇ、君。』

その声と音で尾白は俺の方を見た。

「は?!何であの死神が?!」

なんて驚いている尾白。

『ねぇねぇ君いい筋肉してるねぇ!

俺の鎌持ってみる?』

そう言いながら鎌を渡した。

「え、あ、まぁ…」

と、しぶしぶ持った尾白。

尾白はすぐ崩れ落ちた。

「何こ、れ…重すぎ、る」

抜け出すだけで必死なようだ。

『持てなかったかぁ～残念。』

そう言って俺は軽々と鎌を持ちあげた。

そして鎌をまわして戦闘に入る。

尾白のコスチュームは切り込みが入り、その切れた辺りは赤が滲んでいる。

尻尾、頬、腕、足、脇腹。

確実に病院に行かない程度に傷をつけていく。

よけるのを予測して、視て、体につく傷は最小に、そして傷つく回数は多く。

尾白の柔道着のようなコスチュームは次第に紅く変わっていく。

『あはは！

全部よけれないとかつまんないの

わざとこっちはちょっとのかすり傷で済むようにしてるってのに』

黒霧を呼んだ。

勿論俺の骸の面は上あごから上の骨だけで下あごはない

なので指笛だ。

ぴぃいいいい!!!!と、室内から中央広場にちょっと聞こえるレベルに抑えて。

すると黒霧はすぐに来た。

『じゃぁね』

冷たく言い放ち、ゲートをくぐった。

ゲートは広場と繋がっている。

『黒霧、次は土砂ゾーン飛ばせ』

すると即浮かび、土砂ゾーンの上に出させてもらった。

姿を消し、焦凍に近寄った。

そして耳元でこう言うのだ。

『やぁ、No.2ヒーロー、エンデヴァーの息子。』

すると氷を出してくる。

未来を読んでいる。

当たり前だがよけた。

ふよふよと浮きながら鎌をくるくると回す。

『そんなツンツンすんなって。

一回この鎌持ってみてよ』

鎌を持たせるのはある種のテストだ。

『絶対軽いって凄い言われてるの。

イラつくんだよね』

膝を附く轟にそう言った。