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171話 ページ24

バスを降りると走って会場に向かった。

会場に入ると白石と不二が戦っていた。

「お待たせしました!!」

「Aっ!!」

「乾先輩は?!」

Aが皆のもとまで降りるとレギュラー陣に囲まれた。

「乾先輩は目を覚まし、意識もちゃんとしています。」

「そうか、良かった…!」

「今何で白石さんとやってるの?」

「あれは仁王だよ。」

「リョーマくんは?」

「いや…いまだに回復していない。」

「そっか…」

Aの質問攻めにも皆は答えてくれた。

大石に答えられるとAは越前の隣にいった。

「リョーマくん。」

「どうしましたか?」

「乾先輩大丈夫だったよ。」

「そうですか。」

越前は嬉しそうに笑っていた。

普段からもここまで表情が豊かになればいいなとAは思った。

「ええ感じぜよ不二っ!!」

仁王の声が聞こえるとAは前に出て、コートを見た。

「あ!!あれはっ!!」

「フォースカウンター蜻蛉包みで返したぁーっ!!」

「しかもフィフスカウンターのヘカトンケイルの門番もやはりバイブルには通用しない!!」

「次ぃーーっ!!第6のカウンター!?出来るもんならやってみんしゃい!!」

仁王がそう言うと不二はそう言われるのを待っていたかのようにそれを打った。

「第6のカウンター、星花火。」

「なにさらしとんじゃか……返せんぜよ。」

コードボールを上空に強烈に打ち上げ打球を視界から消す。

そしてそのボールは会場に吹く風により、不規則な回転で客席の中へ落ちた。

「風を読める不二先輩だから…できる技…」

「ゲームセットウォンバイ不二7-5!!」

不二の名前を青学の皆が呼ぶ。

「ヤツめ…一試合で手塚越えと前回のリベンジ、双方ともやりおった。」

不二はまっすぐに手塚の元へ向かった。

「この大会が終わったら僕と勝負してくれるかい?」

不二がそう言って手を差し出した。

「あぁ、望むところだ。」

手塚はその手を握った。

隣にいた越前がそれをみてなにかを呟いた。

「リョーマくんっ!なにか思い出したの!?」

「あ、その…スイマセン!!でも、本当にボクもテニス部に…!?」

越前のその声に偽りはなかった。

桃城は困ったような顔をした。

このままだと試合に間に合わない。

そんな緊張感が桃城から感じられた。

不二はAの方へ来た。

「お疲れさまでした不二先輩…!」

「うん、ありがとう。かっこよかった?」

「はい、かっこよかったです!!」

Aがそう言うと不二は嬉しそうに笑った。

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みかん - 更新頑張ってくださいテニラビやってますぜひ申請お願いしますいいねもおくりますみかんですねんです (2019年9月6日 2時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メリルリンチ | 作成日時:2018年4月19日 23時

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