159話 ページ12
「ルールは簡単や。制限時間1時間で一番多く食べた学校が勝ちですわ。ただし最初に1杯、そして10皿ごとに1杯、乾クンの特製のドリンクを飲まなアカンでぇ〜っ!」
侑士が言い終わると六角は比嘉を睨み付けた。
「とにかく奴ら比嘉中だけには負けらんねーぜ!!」
「はっはっはーっ!返り討ちにしてやるやっさー!」
「バーカ、勝者は我々…」
「早よ牛さん食べたいわ〜っ!!」
「まずファーストドリンクは乾特製野菜汁や!!」
Aはコップを各校のテーブルに置いていく。
「まぁ、オーソドックスっすね。」
「今回ちょっと改良されてるよ。」
Aが机の上に置きながら言うと越前は顔をしかめた。
「じゃあいっくよーーん!用意!スタート!」
始まった瞬間、各校乾汁に手をつける。
「げひゃぶーーっ!」
「ぬぁああああ!!」
首動が勢いよく外へ出ていく。
「しゅ、首動ぉーーっ!!」
「あはは、オーバーな奴だぜこんな青汁…」
「待て向日っ!?」
「くわぁあああーーっ!!」
岳人も勢いよく外へ出た。
「が、岳人ぉーーっ!!」
六角と氷帝がどよめいているなか青学は不二の活躍により、早速肉を焼きにかかっていた。
Aは肉を各校のテーブルに持っていくと出ていない選手たちと近くのテーブルで食べ始めた。
途中で様子を見に各校のテーブルを見て回った。
「田仁志の野郎トングで一度に大量の肉を…!?」
Aは見ていると食欲がなくなってきそうで目をそらした。
「比嘉中の独走を許すなぁ〜〜っ!!」
「どんどん食うぞ越前!!」
「もうひゃべてまふ桃へんぱひ!」
「…おい。お前らもっと焼け、焼きが甘いぞ!!肉汁を何だと思ってるんだ!この無礼者っ!!」
「うわっ、ちょっと邪魔しないでくださいよお奉行!!」
「他校に負けちまう!!」
大石の焼肉奉行がここでも発動されていてAはため息をつくと席に戻った。
「お帰りAちゃん。」
「わ〜っ!お肉焼けてますね。」
Aは取り皿に乗せられているハラミを口に入れると頬を押さえた。
「ちょうどいい焼き加減!鳳先輩、お上手です!」
「こないなイケメンに焼いてもろうたお肉を食べれて嬉しいわ〜!」
「あ、ありがとうございます…」
鳳は苦笑いを浮かべながら答えた。
Aは別に頼んでいたスープを飲み始めた。
「やけど、バンダナきゅんの焼いてくれたお肉も美味しいで。」
小春がハートマークをつけそうな勢いで言うと海堂はヒッと後ろに下がった。
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みかん - 更新頑張ってくださいテニラビやってますぜひ申請お願いしますいいねもおくりますみかんですねんです (2019年9月6日 2時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メリルリンチ | 作成日時:2018年4月19日 23時