12 ifyou…… ページ14
琲世目線
とても綺麗な人だった___________
サラサラの髪をみつあみして、時々本を読む途中で髪を耳にかける
その仕草はまるで作り物のよう
そして感じた懐かしさ
彼女、天羽Aさんは僕のことが嫌いだ
対照的に僕は惹かれている
何故?
理由などわからない
「はぁぁぁ」
「先生、悩みごとですか?」
六月くんが聞いてくる
部下にこんなとこ見られて情けないな
「んー、大丈夫だよ。さぁ!仕事仕事!」
あの雨の日、包み込んだ手はあまりにも小さかった
そして冷えていた手に残る僅かな温もり
【琲世、君はまた逃げるの?そうやって逃げて反らして、失うのは自分なのに
ねぇ__________思い出して。僕にとってあの人は__________】
「___________っ……!」
××
「先生ってさ独り暮らし?」
『いきなりだね。うん』
昼休み、親睦を深めるためにもクラスで話している私達
「独り暮らって大変そう」
『まぁね。帰ったらご飯が出てくるって素晴らしいよ〜』
そういえば、あんてぃくが人間向けに食べ物を出していたけれど、
味見役はいつも私だったな
特に店長のオムライスは絶品!
「そういえば、先生に質問タイムまだまだ足りなかったんだよね!」
「ひなたちゃん!それ私も思った〜」
質問タイムかぁ……
進級したらよくやったっけ
「じゃあまず俺から!好きな食べ物はなんですか?」
『オムライスと……珈琲かな』
聞いた磯貝くんは案の定苦笑した
私の珈琲好きは相当だと言うことに気づいたのだろう
「じゃあ好きな教科!」
『国語かな……読書が好きなんだ』
「へー好きな著者はいるの?」
『高槻先生とカフカかな。』
「高槻泉って読んだことあるー」
高槻泉、よく読んでたな
研と色々語ったっけ
ヒデくんはおいてけぼりでさ笑
「じゃあ、今の先生にとって一番楽しい時間ってなに__________?」
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み~ - シャロンさん» ありがとうございます!がんばります! (2017年3月24日 17時) (レス) id: 14e27acfb8 (このIDを非表示/違反報告)
シャロン(プロフ) - 続きが気になる…!文も上手です!頑張ってください! (2017年3月22日 23時) (レス) id: f75a375db3 (このIDを非表示/違反報告)
み〜(プロフ) - 無花果さん» ありがとうございます!がんばります! (2017年3月2日 18時) (レス) id: 14e27acfb8 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (2017年3月2日 7時) (レス) id: ac1eeca686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み〜 | 作成日時:2017年2月25日 20時