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11ifyou…… ページ13

次の日




貧血で、体は冷たかった___________







××





「おっはよー先生!ってあれ……手首どうしたの?」



矢田さんは私の手首を指した
私は苦笑いだけした




「先生〜、反省文書いてきたよ」





『おはようカルマくん。そこにおいておいてね』




感心感心。
ちゃんと書いてくるとは……




私は職員室に向かった



教室にいれば絶対皆気になって見に来るしな




「おはようございます天羽先生!……にゅやっ!?その傷はどうしたんですか!?」




『朝からオーバーリアクションご苦労様ですね
でもプライベートに土足で踏み込むのはマナー違反ですよ』




私は特に気にもせず、椅子に座った
“これ"は、二年前から続けている
やめる気もない





最初はトーカにも怒られたが言っても無駄と感じたのだろう
今はなにも言っては来ない




「なるほどね……あんたら香る血の匂いの正体はそれだったのね」





『イリーナ……血の匂いなんてわかるのね』




「長年そういう世界にいるとね」




多分……"それだけ“ではないだろう
きっと私から香る血の匂いの正体は……喰種と関わりが深いからだろう




「それ、やめなさいよ
女の体に傷なんてつけてもいいことないわ」




『だからプライベートだってば……
これはしたくてしてるだけ』




存在意義の証明






「まぁまぁイリーナ先生、そう怒らなくても」




不穏な雰囲気の私達を殺せんせーが止める





「皆さんもそう思いますよね!?」





ガラララララララララ






『「なっ__________?」』




職員室のドアをあけたら、そこには生徒がいた
盗み聞きか……




「なんっつぅかさ……心配で……」




「そーそー!先生、顔色悪いし手首怪我してるし」




生徒は頷いた





大人気(おとなげ)なかったな
私__________




『心配してくれてありがとう。どうしてもやめられないの……
死なない程度にやってるから、大丈夫よ』





「それも元カレの影響?」




「ちょっとカルマくん!」



鋭い子だな





『そうだね』




「はぁ!?そいつ本当になんなの!天羽のことこんなに追い詰めて!」




『イリーナ怒らないで。』




私のために、怒ってくれる人がいる
不思議な気分だ





なんでこんな環境があるのだろう



地球を滅ぼす……そんな環境で

12 ifyou……→←10 ifyou……



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み~ - シャロンさん» ありがとうございます!がんばります! (2017年3月24日 17時) (レス) id: 14e27acfb8 (このIDを非表示/違反報告)
シャロン(プロフ) - 続きが気になる…!文も上手です!頑張ってください! (2017年3月22日 23時) (レス) id: f75a375db3 (このIDを非表示/違反報告)
み〜(プロフ) - 無花果さん» ありがとうございます!がんばります! (2017年3月2日 18時) (レス) id: 14e27acfb8 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (2017年3月2日 7時) (レス) id: ac1eeca686 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:み〜 | 作成日時:2017年2月25日 20時

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