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仕方ない…のか？
堕ちても……仕方ない……仕打ち……。
あぁ、そうか。
そう……だよな？
「そう……だよな……仕方ないよな……」
A「当然だろ？
今まで散々だったじゃねーか。
1番酷かった時は木の根を食べたこともあったな。
しかも母さんに内緒で」
「見つかったら…また無理させると思ったからな」
A「母さんの寿命が縮んだのもアイツらのせいだったな。
自分の出費を抑えてまでAを育てて、大学までいかせてくれた。
でも、そのせいでかなり短くなったもんな」
そうだ…働き詰めで、体を壊して……。
父さんが死んだのも、母さんの寿命が短くなったのも……全部あいつのせいなら、やり直せば…。
「やり直せば、山姥切も、父さんも母さんも…幸せになるのか？」
A「当たり前だろ？
不幸になる元を断つんだからな」
そっか…なら……。
「改変したい………」
A「そうこないとな。
ほら、行こうぜ相棒」
「相棒？なんでだ？」
A「お前をなんと呼ぼうが俺の勝手だろ？」
「それもそうか。
なあ、これからどうするんだ？」
A「ん〜…取り敢えず外に出るか」
2人で並んでしばらく歩くと、辺りが少しずつ明るくなってきた。
光はどんどん強くなって、辺りも明るなっていく。
A「今までの分、暴れるか！」
「はははっ！…鬱憤ばらしかw」
A「そういうことだw」
あぁ、こんな風に心から笑えたのは何時ぶりだ？
いつもは心にしこりがあるみたいに、笑うと心臓あたりが苦しかった。
でも、今はそれがない。
憑き物が落ちたように、俺の体は軽かった。
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うわばみ(プロフ) - せんらさん» 勿体ないお言葉ありがとうございます！ (2019年9月8日 0時) (
レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - すごくおもしろかったです！薬研と夢主があったシーン、すごく感動でした。これからも応援してます！！ (2019年9月7日 18時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うわばみ | 作成日時：2019年8月16日 23時
