B4-14 ページ23
「あぁ！！酷い！！
乱暴な人殺しなんて、なんにも美しくないわ！！
あなたにはあれだけ美学を教えたのに！！！」
「ここにいるのは全員人殺しだよ。忘れたの？」
Aの吐き捨てた言葉に、メイソンは控えめなグロスが塗られた唇を歪まる。いつもは優しそうな目元もつり上がっていた。
「あなた達と同じにしないで！！
美しさの欠けらも無い、乱暴な男共なんかと！！」
「……メイソンのそーゆーとこ大っ嫌い」
鎌を振り上げてメイソンの鉈を受け止めながら、Aは後ろのショッピを庇う。
(外に出たら殺すって約束した)
______だから、ショッピは殺させない
「もう、いいわ…………
______………あなた達2人とも、仲良くお墓に閉じ込めてあげる！！！」
バチバチっと音がして、明かりがまた全て消える。手当たり次第に鎌を振っても、メイソンに当たらないと意味が無い。
(どうしよ……このままだとショッピが……)
少し先も見えない暗闇の中、Aは後ろから感じるショッピの気配を頼りに、辺りを警戒し、目を凝らした。
その時、
「俺、電源装置探してくるから、Aは後から追っかけてきて」
「わ、わかった…！」
聞こえてきたショッピの指示に、Aは素直に頷く。
ショッピはポケットにねじ込んでいた懐中電灯を取り出して走り出した。今にも消えそうな明かりだけを頼りに電源装置を探す。
墓の配置は迷路のようで、気を抜くとすぐに迷子になりそうだった。
すぐ後ろになにかが通った気配がしたり、自分を呼ぶ声がすぐ近くから聞こえたが、なんとか電源装置を見つけ出した。
ただ、レバーやスイッチが多くて、どれを押せばいかがわからない。
(このフロアの照明のスイッチ、どれなんやろ……)
そのとき、やっと見つけた『B4照明』と書かれたレバーを迷わず上げる。
バチバチっと音がしてフロアの証明がつくと、部屋の高台に造られた制御台の上に立っていた。
荒い呼吸もそのままにフロアを見下ろすと、メイソンがショッピを見上げていた。
「ショッピさん、どうして？
せっかくあなたのお墓を作ったのに……」
「……俺の墓は必要ない」
「どうしてそんなことを言うの？！」
「振られたんだよ」
その時聞こえてきたAの容赦のない声に、メイソンの顔がわかりやすく歪んだ。
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ネロ - らっぴょこさんさん» 同じく (2021年3月26日 21時) (
レス) id: 60a73795c6 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ��(プロフ) - ルキさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年10月30日 22時) (レス) id: baf7cd5c38 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - あぁぁぁっぁ好きっ！(唐突)更新頑張ってください！応援してます！ (2020年10月30日 21時) (レス) id: cf78d11b1b (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ��(プロフ) - らっぴょこさんさん» そう言って貰えて嬉しいです。これからものんびりですが、頑張ります。 (2020年9月13日 21時) (レス) id: 5c7d5c749b (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - あ、好きです。殺戮の天使もdも好きなので､､、こういうフリーホラーゲームとコラボ(？)してる作品って少ないですので､めちゃテンション上がりました！応援してます！ (2020年9月12日 23時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うわばみ�� | 作成日時：2020年8月15日 17時
