B7-2 ページ3
耳障りなノイズ音を発しながら、パソコンはガタガタと音を立てて動く。ショッピはその様子を、少し戦慄しながら、黙って見ていた。
【質問にお答えください
__貴方の名前は？】
「……ショッピ」
【年齢は？】
「……23？」
【なぜ、ここにいるのですか？】
「…………わからない」
【なぜ？】
「……？」
【なぜ？なぜ？なぜ？なぜ？
なぜわからない？】
不気味なほどの無意味な連呼に、思わず後ずさる。目をつぶって考えると、ふっととある記憶が断片的に蘇ってきた。
「……人が死ぬところ、殺されるところを……目の前で見たから、やったような…………」
ショッピはあのおぞましい光景を見た時と同じように、小さく目を見開き、言った。
でも、その殺された人は、きっと、それは知らない人だった。だって顔どころか、性別すら思い出せない。
【今後、どうしたいですか？】
機械の言葉にはっと顔を上げて、さっきと同じように、呟くように答える。
「家に、帰りたい…。あの人達に、会いたい」
(………あの人達って、誰やろ)
口からついて出た言葉に、ショッピは一人首を傾げた。あの人達とは誰のことだろう。それすらわからないのに、不思議と安心感が胸の中を支配する。
【記入終了
プレイスタート用のカードキーを配布します】
それを最後に、パソコンは動かなくなった。ショッピはカードキーを機械から抜き取って、逃げるように部屋を出た。
△▼
格子状の扉を開け、エレベーターに急いで乗り込む。
1階に行こうとボタンに手を伸ばした時、エレベーターの上に付いているランプが、白く点滅しているのが見えた。
「B…7……？」
(なんで俺…そんな地下に……？
それに、このエレベーターにはB6に行くためのボタンしかない)
______なんか変や…こんなんおかしい…！______
そう気がついたとき、教会の鐘の音が響き渡り、ひび割れた女の無機質な声が、エレベーター内に付けられたスピーカーから聞こえてきた。
『最下層の彼は、生贄となりました』
『みなさま、各フロアにてご準備を』
『ここから先はプレイエリア』
____________ゲートが開かれます____________
. You are a sacrifice.
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ネロ - らっぴょこさんさん» 同じく (2021年3月26日 21時) (
レス) id: 60a73795c6 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ��(プロフ) - ルキさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年10月30日 22時) (レス) id: baf7cd5c38 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - あぁぁぁっぁ好きっ！(唐突)更新頑張ってください！応援してます！ (2020年10月30日 21時) (レス) id: cf78d11b1b (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ��(プロフ) - らっぴょこさんさん» そう言って貰えて嬉しいです。これからものんびりですが、頑張ります。 (2020年9月13日 21時) (レス) id: 5c7d5c749b (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - あ、好きです。殺戮の天使もdも好きなので､､、こういうフリーホラーゲームとコラボ(？)してる作品って少ないですので､めちゃテンション上がりました！応援してます！ (2020年9月12日 23時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うわばみ�� | 作成日時：2020年8月15日 17時
