今日:21 hit、昨日:1 hit、合計:67,294 hit
小｜中｜大
３８ ページ43
「．．市川さん？」
僕があまりにも黙りこくっているので
不振に思ったのか肩を揺らされる
「あっ、はい
そうです」
すこし動揺してしまった
今まであんなにきっぱり言われたことがなかったし
結局は自分からこの話を切り出していた
・・・まぁ言うなと父に言われていたので
親戚にしか話さなかったが
「では人間ではないことを認めるんですね！？」
「まぁ・・・
人間よりは”痛み”とか”苦しい”とか感じませんでしたし、
実際5歳の頃、母の作った薬を誤って飲んだのが事の始まりで・・」
そうだ
あのとき、勝手にははの部屋に入って
床に転がってたビンの中身を飲んだんだ
背も小さかったし、
その時は良く母のやっている仕事がわからなかった
「お母さん・・ですか？」
「？
はい」
武田先生は”母”という単語が気になったのか
顎に手をそえ、考え始めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミミズ�� | 作成日時：2018年4月18日 19時
