妖と鬼 肆

休憩 ページ34

何日も経ち
傷は癒え任務にも復帰できた



心残りと言えば
宇随さんと任務に行った昴君達だ


上手くいけばいいけど・・・
なんとも心配だ



「A！
このみたらし団子が良いのではないか！？」

「それ・・斑が食べたいだけでしょ？」


今は煉獄さんの家に行くので
菓子折りを選んでいる所だ



(千寿朗君も食べると思うし・・・
どら焼き、とかいいよね)


なんて選んでいると
ふと、一つのお菓子に目がいく


黄色のふわふわしてそうな生地に
上が茶色い



「あの、これください」

「カステイラ一個ね
毎度あり」



カステイラって言うのか
初めて見たが多分美味しいだろう



「なんだそのヘンテコな名前の菓子は！」


なんていうが
斑も少々乗り気だ


「喜んでくれるかな」

「知らん！
あ、私の分もあるんだろうな！」

「はいはい・・」



カステイラを受け取り店から出た



あんまり甘味屋にも来ることは無い


この先、何があるかなんて分からないんだから

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