妖と鬼 肆

ただいまを言わせて ページ31

暖かい

ポカポカする


薬、、、の匂い？？





あれ、ていうか


(騒がしくない？)




ゆっくりと目を開ける




目の前には木目の天井




私、助かったのか




無理矢理身体を起こし
自分の身体を見てみる



うん、包帯だらけだ



(・・・斑はっ！？
れ、煉獄さんたちはっ！？！？)



と横を見ると



「うわぁぁぁ！！！！！」




煉獄さんと宇髄さんが
目をカッと開いて座っていた


しかも宇髄さんの膝には
べろんべろんに酔っている斑がのっかっている

しかも重いと思って左の方を見ると
昴君がすいよすいよと眠っている



その目には隈のあと



看病してくれていたのだろう




というか



「あの・・・煉獄さん？宇髄さん？」


と声をかけるも反応がない




どうした???
え、まじでどうした？？




「ちょっ、おふたがた！？」



身体をゆすろうと手を伸ばすと
ギュっとその手を煉獄さんにとられ
強く抱きしめられた




「んっ！」



「Aっ！！！Aっ！！」



何回も
何回も私の名前を呼ぶ煉獄さん





「・・・はい、ここにいますよ
煉獄さん」



優しく背中を叩く



「A
派手に心配したぞ」



宇髄さんが悲しそうに、
安堵したように笑う



「俺は任務がある

あとは煉獄とそこの餓鬼にまかせるぜ」



といって出て行ってしまった




「な、夏目さん・・・
お、起きて、、目が、」


昴君はワナワナと震え、泣きながら
私に抱き着いてくる



「起きるのが遅いわ！
まったく、どれだけ私が・・」



といつもの斑






日常だ




私の日常が戻ってきたのだ





「・・・・うん
心配かけて、ごめんなさい」




と2人と1匹に微笑んだ

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