妖と鬼 肆

Oh My Got ページ4

「はぁ……どうしよう…」




告白なんかされたこと無かったし



しかも相手は煉獄さんだし……






(煉獄さんカッコイイもんなぁ)


というかそういう目で見た事無かったから
いざあんなこと言われると
よく分からないというか…もどかしいというか…





「そんなに悩むなら結婚してしまえ〜」

「簡単に言わないでよ
一生に一度だよ？」

「私にはお前の人生など短いものだ」


「そりゃぁ斑にとってはそうでしょうよ」


なんて話しながら宇髄宅へ向かう





「でもさ
もしも煉獄さんと結婚したとして
私も煉獄さんも
いつ死ぬか分からない任務を背負ってるでしょ？

もしも子供が出来た時さ
私や煉獄さんが、」



そう言いかけた時
べしべしと頬を叩かれる



「そんな事気にするのは百億年早いわ！たわけが！
なんの為に私がいるのだ！！」

「い、痛いよ」



斑がプンスカと怒る



「……そうだよね
斑がいるもんね


もうちょっと真剣に考えてみるよ」




「フン！」



そんな話をしながら歩いていると
宇髄宅前まで着いた





「あ」

まって


これって所謂''朝帰り''では？



しかもなんにも言わなかったし
これまた心配かけてるのでは？？？？？




これ、宇髄さんに怒られるのでは？？？？？？





「な、なんて言い訳しよう」



「なぁにを言い訳すんだぁ？」


「え？」




後ろを向くと
満面の笑みの宇髄さんが立っている





「ﾊｧｯ」

「祭の神に何を言うつもりなんだ？


A」




ガシッと頭を鷲掴みにされる






「ｲｴ、ﾅﾆﾓ」

「そりゃ良かった」



身体を俵の様に担がれながら
家の中に入った

親→←油断大敵

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