検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:50,452 hit

忘却の死 ページ28

「あっ、、、あぁ!!!」





竈門が見た光景は
なんとも惨く

鬼の手がAの腹に突き刺さったのだ





「死ぬ・・・!!
死んでしまうぞA

鬼になれ!!
鬼になると言え!!」




「断るっ!!!」



グッと鬼の首に刀を入れる


硬くて全くと言っていいほど切れない



「くっ」


左腕で殴り掛かってくるのを
強く掴む




(止めた!!
信じられない力だ!!
急所に俺の右腕が貫通しているんだぞ)




「絶対に逃がすものかっ!!!」




もうすぐ夜が明ける
絶対に逃がすわけにはいかない






「あああああああああ!!!!!!」

「オオオオオオオオオ!!!!!!」





互いに引かず劣らず
最大の力を出し切る





殺意の源である牛鬼が力をかし
愛する者を守るという意思に応えるように
化け猫がAを包み込む



「伊之助動けーっ!!

Aさんのために動けーっ!!」




竈門君と伊之助君が鬼に切りかかる




(くそっ!!もう夜が明ける

女だというのにこの力・・・やむを得ない)



鬼は真上に飛び上がり
その拍子にAの刀と
自身の腕を引きちぎったのだ





そして茂美の方へと逃げていく




「まて!!」





と竈門君が追っていく




「だ、、、めだ」


体力を使い切った私は
ドサリと地面に突っ伏した



「Aっ!!死ぬな
死ぬなっ!!!」




片目も見えていないのに
私の方に駆け寄り
身体を強く抱きしめられる



「れ、んごくさん」



そんな顔をしないで

泣かないで



お願い

私は守りたかっただけなの




(・・・・駄目だ
腹に腕が貫通したんだ
呼吸だけで止血できない)



瞼が重くなる


、、、、、、、、嫌だ

こんなところでまだ私は死ねないんだ


椿を救うまでは






そう思った時





‘‘君が死んでしまえば僕は忘れられてしまう‘‘




‘‘そんなの僕は許さないよ‘‘



そんな声が聞こえる




「なっ・・・これは・・」




気づいた時にはAの身体は
灰色の煙で覆われ


晴れた時には
傷は止血され気絶しているAが
煉獄の腕の中にいた

果てない果実→←百鬼夜行とおまじない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (112 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
236人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 夏目友人帳
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 猗窩座が何故「弐」なのですか? (2021年5月5日 6時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
林檎ジューす(プロフ) - 十六光舞炎さん» ありがとうございます!!課題が終わらなくて更新遅めですがよろしくお願いします! (2020年5月23日 18時) (レス) id: 0fbf39fe02 (このIDを非表示/違反報告)
十六光舞炎 - 面白いです!一気読みしちゃいました!応援してます!更新楽しみに待ってますね! (2020年5月7日 21時) (レス) id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
林檎ジューす(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» 伴田流さんかっちょいいっすよね!!!!もう出すしかないと思い育手として登場させました(笑)好きですなんてありがとうございます……これからもよろしくお願い致します! (2020年4月8日 12時) (レス) id: 4448866482 (このIDを非表示/違反報告)
林檎ジューす(プロフ) - 夏目 真衣さん» 面白いだなんてありがとうございます!!!!亀更新になるかもしれませんがこれからもよろしくです! (2020年4月8日 12時) (レス) id: 4448866482 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:林檎ジューす | 作成日時:2020年1月23日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。