9Guys 2 (ページ9)

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めめの話を聞いた日の深夜2時。

送り続けているLINEも既読がつくばかりで返信が来ないことを分かっているのにまた今日も送ってしまう。

A康ちゃん
A会いたい、

そんなとき

康二ごめん

康ちゃんから一言だけ返信が来た。

『康ちゃん、、』

私は何故か直感的に康ちゃんがあの場所にいる気がした。

『はぁ、はぁっ、』

着いた先は康ちゃんが連れてきてくれた星が空いっぱいに広がる2人の秘密の場所。

ベンチに見覚えのある背中を見つけた。

私の大好きで大切なあの背中。

『…康、ちゃん、』

康｢…A…？｣

驚いた顔をして振り向いた康ちゃんは私を見た途端顔を歪ませた。

『康ちゃん、』

康｢ごめん、ほんまごめん｣

『なんで謝るの、？』

康｢ごめんっ、俺のせいで…やから俺は…｣

『康ちゃん、ちゃんと話してほしい』

康｢俺、大阪戻ろうと思ってる｣

『…大吾くんが関係してるの？』

康｢っ！なんで、｣

『ごめん、めめから話聞いちゃった。それに夜中に康ちゃんが電話で"大ちゃん"って言ってる声も』

康｢…明日の夜またここ来て。そしたらきっとわかるから｣

そう言うと康ちゃんは苦しそうな顔で私の横を通った。