9Guys 2 (ページ18)

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阿部ちゃんは"まあ気になるからって反動形成で避けたりしないようにね笑"って私に言ったけどそんなの無理、、、

康｢A～｣

『めめ！！！！！』

康ちゃんに呼ばれたら別の人の方に行ったり

康｢送るで｣

『あ！大丈夫！今日私用事あるから！』

いつもなら絶対断らないこの申し出もわかりやすく断ったり。

そんなことが数日続いたある日。

阿｢A～、ちょっと｣

『ん？』

阿部ちゃんに呼ばれて振り向くと手招きされた。

阿｢そんな分かりやすく康二のこと避けないの笑｣

『だってなんか意識しちゃって、』

阿｢康二落ち込んでるよ？｣

『…そうだよね、』

阿｢今日は一緒に帰ってあげな？｣

『うん、』

康｢A、送るでー｣

『ありがとう康ちゃん』

康｢せやんな、今日も1人で帰ります…ってえ！！！！｣

『送ってくれるんでしょ？？』

康｢おん！！おんおんおん！！！｣

一気に元気が戻った康ちゃんには耳としっぽが見える。

久しぶりの2人での帰り道は妙に緊張する。

康｢なあ、｣

『ん、？』

康｢なんで最近俺の事避けてたん？｣

『避けてないよ』

康｢俺寂しかってんで？｣

『ごめん、』

康｢好きな子から避けられるとかほんま落ち込みまくりやったんやから｣

『…え、』

康｢…あ、…もー！！もうええ！！この際どうにでもなれ！！｣

『康ちゃん、？』

康｢ずっと！！AがSnowMan入ってからずっと好きでした！！可愛くて優しくて強くて、でも守ってあげたくなるくらいか弱くて、そんなAのこといつの間にか好きになってました！俺で良かったら付き合ってください！！｣

道端で深々と頭を下げる康ちゃん。

『ありがとう、私が避けてたのにも理由あってね、』

康｢おん、？｣

『阿部ちゃんから康ちゃんのこと好きかって聞かれて好きだけど異性としてかはわかんないって答えたの』

康｢…｣

『そしたらね、阿部ちゃんが"康二に彼女出来たらどう思う？"って聞いてきて、私想像したら嫌だった』

康｢え、それって、｣

『多分私康ちゃんのこと好きなんだと思う』

康｢ほんま！！？｣

『嘘つかないよ笑だからこれからも私のこと1番近くで守ってくれる？』

康｢当たり前やん！！！！！絶対守る！！！｣

康ちゃんとの関係が変わって初めての帰り道には夕焼けに照らされているせいか少し赤い2人の姿があった。