#22 飲み会 ページ17
誠「あ、俺の彼女です」
『私までお邪魔しちゃってすいません…』
今日は巨人の選手たちで飲み会らしく、彼女も連れてこいなんて言われた誠司に着いてきた私。
当然ガタイのいい男の人ばかり。
誠司だって筋肉はついてるけどこの中にいると華奢に見える。
慎「誠司さんの彼女さんと会うの久しぶりやわ〜」
『あ、慎吾くん!』
亀「何、慎吾仲ええのん?」
慎「いや、誠司さんがデートしてる時にばったり会って流れで飯行ったんすよ笑」
亀「こんなかで誰やったら知ってるん?」
『菅野くんは仲良くさせてもらってます』
誠「智之が一番話せるんちゃう?」
『そうかな、多分』
話してたはずなのに自然と誠司とは別のテーブルにいて。
あれ、こういうのって彼女と一緒にいるもんじゃないの?なんて思っていると近くにいた選手から話しかけられた。
勇「なあ」
『は、はい!』
勇「そんな怖がらんといて笑」
『ちょっとびっくりしちゃって笑』
勇「Aちゃんはさ、誠司のどこに惚れたん?」
『誠司ってイタズラばっかするし、話聞かないと拗ねるしほんとに子供だけど、すっごく真面目で誰よりも私のこと想ってくれてるんですよね』
勇「ええやん笑」
慎「それ誠司さん聞いたら喜びますよ笑」
『わっ、慎吾くんか』
急に現れた慎吾くんに驚きながらもしばらく3人で話していた。
話が上手い2人と話していると自然と笑顔になっていて。
そんなとき頭が少し重くなった。
『誠司?』
誠「こいつ、俺のなんで取らんといてくださいよ」
『何言ってんの笑 勇人さんも慎吾くんもそんな気ないから笑』
誠「何?もう下の名前呼びなん?俺のこと下の名前で呼んでくれるまで半年かかったんに早ない?」
勇「ヤキモチやんな、誠司?笑」
誠「ちゃいますって笑」
『ちょっとくらいヤキモチ妬けばか誠司』
誠「は?妬いてるわアホ」
慎「妬いてるんやん笑」
『なんか自分だけみたいに話してるけど私だってヤキモチくらい妬いてるんだからね』
勢いでそう言うとどんどん真っ赤になる誠司の耳。
勇「あーあー、耳赤いで笑」
誠「もう俺がお前の横陣取っとくから」
『最初からそうしてよ』
素直じゃない私と素直じゃない誠司のヤキモチ。
今回は勇人さんと慎吾くんに感謝かな。
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作者名:みぃこ | 作成日時:2019年3月17日 0時