How are you ページ6
日を跨ぐ少し前。
私の携帯からは洸人くんとたじくんとりーくんの3人の曲"How are you"が流れている。
そんな時チャイムがなった。
『はーい？』
｢俺だけど、｣
インターホン越しに洸人くんの姿が見えた。
ドアを開けるとよっなんて言いながら私の部屋に入る。
『どしたのー？』
西｢んー、会いたいなーって思って…てかこれ俺らの曲流してくれてんの？｣
『夜に聴きたくなるのこの曲』
西｢確かにね｣
テーブルの前に私が座ると私を足の間に入れるように私の後ろに座る洸人くん。
西｢もしかしてA風呂上がり？｣
『そうだけどなんで？』
西｢めっちゃいい匂いする｣
なんて言いながら私の体を自分の方に引き寄せる。
『西くん変態だ』
西｢こら、そんなこと言わない｣
『わざわざこんな体勢にしなくていいでしょ！！』
西｢…How are youの歌詞にあるlean backって意味知ってる？｣
『んーん、知らない』
西｢後ろにもたれる｣
携帯からは"いつもよりもlean lean lean lean back"なんて流れてる。
『歌詞のまんまじゃん、この体勢』
西｢そう、だから今は俺にもたれてて｣
『しょうがないなーー甘えんぼ洸人くんのワガママ聞いてあげる』
西｢おい笑｣
『じゃあどくけどいいのね？ダメとか言わないよね？ね？』
西｢いや、だめ、無理｣
私のお腹に手を回してぎゅっとされる。
『やーん、洸人くんかわいー笑』
西｢うるさいわ笑｣
そのまま洸人くんに体を預けて携帯をいじっていると洸人くんからいつもならないであろう提案。
西｢今日泊まるのあり？｣
『んー、あり』
西｢よっしゃ｣
『お風呂入った？』
西｢まだ｣
『なら入ってきなーー』
西｢んー、一瞬で上がる｣
『はいはい！さっさと入ってさっさと上がってさっさと寝るよ！！！！先寝てたらごめんだけど！』
西｢まじで先寝んなよ｣
『わかったから！！！早く入れ東！』
西｢東じゃねえよ！｣
普段はその風貌から甘いものでさえ食べるのを控えている洸人くんの甘えた姿が見れるのも私の特権？
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作者名：みぃこ | 作成日時：2023年2月4日 17時
