INIの最強マンネ (ページ27)

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夢の中だけページ27

『りーくーん』

理「ん？」

『あったかいねえ』

りーくんの背中に体を預けるとほのかに香水の香りがする。

『今日ね、りーくん夢に出てきた』

理「どんな夢よ」

『体育祭みたいな感じでみんな集まっとって、私はりーくんの後ろにおるんよね』

理「おー笑」

『そしたらちょっと遠くにいる男の人に私めっちゃ見られとって、なんとなくやけどそれが怖かったんよ』

理「いやな夢やな」

『けどりーくんが私の事隠してくれて、そのときも私今みたいにりーくんにくっついとった笑』

理「俺やるやん笑」

ドヤ顔のりーくん。

『夢の中はかっこよかった』

理「おーい、今は！」

『うそうそ、かっこいいよ笑』

理「まあ夢に出てくるくらい俺の事好きやもんなー」

『もちろん好きだよ〜』

肩に顎を乗せると鼻と鼻が当たりそうなくらい顔が近くて少しドキっとした。

理「うおー、ちか笑」

『もう鼻と鼻当たっちゃう笑』

理「こんなん他の男にしたらいかんぞー笑」

『する相手いないぞー笑』

理「まあ俺らおる限り相手作らせん笑」

『鉄壁やなあ笑』

理「当たり前よ、大事に大事にしとるし笑」

私の髪に指を通して微笑むりーくんは相当私のことが好きらしい。

『りーくん私の事好きだねえ』

理「好きに決まっとるやん」

『相思相愛だねえ』

理「そうやなあ」

愛情深いりーくんだからこその表情が見えて少し口角が上がった。