INIの最強マンネ (ページ26)

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成人式ページ26

迅side

今日はメンバーで計画したプチ成人式の日。

Aが仕事で地元に帰れなくて、成人式に出られなかったからしてあげようって俺が提案したらみんな乗り気で今日に至る。

取材から戻ってきたAをそのまま連行して、目隠しをする。

迅「じゃあ俺の手しっかり握ってよ〜」

『待って怖い迅ちゃん！なに！』

迅「ゆっくり歩いてよ！コケないでよ！」

『わ、怖い待って、怖！』

ドアを開けるとそこにはAが着るための振袖とスーツ姿のメンバー。

びっくりするんだろうなあ。

迅「はい！目開けて！」

『んっ、ん？みんなしてスーツ？なに？』

柾「せーの！」

「「A！成人おめでとうー！」」

『え、え？ありがとう？迅ちゃんも成人…だよね？』

迅「俺はスーツ着たらいつでも成人式気分味わえるけど振袖なんか滅多に着れないでしょー？だからプチ成人式！」

『なにそれー！嬉しいありがとうみんな！』

振袖とAをそのままメイクさんに預けて1時間ほど待つと、さっきとは雰囲気の違うAが帰ってきた。

『どう…？』

西「めっちゃかわいい」

将「振袖似合うね〜」

柾「かわいい〜」

大「雰囲気変わっていいね、綺麗」

理「こんなかわいいのが北九州の成人式出たら大変なことなるわあ」

匠「めっちゃかわいい！！」

京「いいじゃん、似合ってるよ」

許「めっちゃ綺麗だよ」

威「ほんまお姫様やなあ」

雄「めっちゃええやん…一生それ着ときいや」

なんてメンバーみんなに褒められて嬉しそうなAを見ると計画してよかったな、と思う。

迅「A」

名前を呼ぶと俺の方を見る。

背中から花束を出して渡すとキラキラとした目が一層輝いた。

『え、迅ちゃんほんとに！？』

迅「彼氏みたいでしょ〜笑」

『彼氏みたいー！TikTokのやつじゃんー！』

迅「見てたの知ってるからね〜笑」

『バレてたかぁ、憧れてたの笑』

花の匂いを軽く嗅いでニコニコと笑うAは誰よりも綺麗な新成人。