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綾「A。今から俺が言うこと
最後まで落ち着いて聞けよ」
え？、
うそ、
どういうこと
お母さん？
綾？
綾「お前のお母さんが危ないねん」
A「え」
どういうこと？
危ない？
なにが？
綾「お母さん癌やねんて」
え
癌？
お母さんが？
綾「でな、お前に会いたいねんて
だから、大阪にきたあげてくれへん？」
会いたい？
なんで？
綾「無理やりとは言わへんけど...
じゃ、またどうするか電話ちょうだい」
ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ
...。
宮原「A？」
島田「Aちゃん？？」
なんで。
なんで。
宮原「A！！」
！！
A「あ。ごめん！
どうしたん？」
宮原「どうしたん？ってこっちの
セリフだよ！」
島田「電話、なにかあった？」
A「っえ？
べ、別になんもないよ！」
宮原「何も無いことないじゃん！
ちゃんとゆってよ」
A「っ。」
宮原「Aは何でも一人で
抱え込んで解決しようとするでしょ」
島田「いいにくいことだったら
いいけど、できれば何でも
相談してほしい」
A「さっきの電話、綾からやった」
｢「え？、」｣
A「お母さんが癌で
もう危ないんやって」
A「だから綾に多分電話させたんやろ
自分でしたらうちに何言われるか
分からへんから」
島田「で、綾はなんて？」
A「会いたいってゆってるから
会いに来てあげてほしいって」
宮原「会いに行きなよ」
A「え？」
宮原「親は親だよ
何があっても縁が切れないのが親
今でも遅くないよ
仲直りしてきなよ
今でしか分かり合えないことも
あるかもしれないよ｣
縁が切れないのが親
か。
A「そうやな。」
島田「そうだよ。行ってきなよ」
宮原「そうだよ。」
A「うん！いくわ！
ありがと♡♡」
島田「いえいえ♡♡」
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作者名：どーもと！ | 作成日時：2018年1月13日 19時
