【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ10)

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10.笑う彼ページ10

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『あ、おはようユズくん』
｢あ。おはようナマエちゃん｣

ちょうどエレベーターを待っている時偶然にもユズくんと一緒になりあがってくるのを一緒に待った。

『ぁ、そうだ！』
たたたってユズに近づいたナマエはギュッと抱きつきチュッチュッと昨日の頬を合わせるだけでなく実際に頬にキスをした。

『ふふっおはようのキス』
｢～～～っ！！！！！｣
昨日沢山すれば慣れると言ってくれたユズくんのお言葉に甘え大事な友人であるユズくんにはチークキスをさせてもらっている。

『？ユズくん…キスして？』
固まったまま動かないユズくんに声をかければまだ
ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｯっと機械音を出しながらチークキスをしてくれた。やった。

『ふふっいこう！おくれちゃうよ？』
｢～～～～っ…………………うん…｣

『そういえば学校の友達にもチークキスってしてもいいのかな？ユズくんは特別大事なお友達だから出来ればしたいんだけど…他の人にはしたら失礼かな？』

昨日挨拶が終わってからアジアの方はチークキスやハグはしないんだよって言われて反省した。ユズくんはしてもいいっていってくれたけど、他のみんなはどうかな？

｢あ～………多分しないほうがいいと、思う…｣
『そっか！じゃあユズくんにだけするね。』

ギュッとまた抱きついたところでまたあの
ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｯっという機械音が聞こえた

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｢はい、体操服｣
『あ！ありがとう！ごめんね重かったよね』
｢ははっ、このぐらい平気だっての｣
『あっ』｢？｣

『ユズくんが笑ってくれた…』

体育の前、みかんちゃんのおさがりの体操服をユズくんから受け取ったとき、ちゃんと笑ったユズくんの顔が見れた。なんだか嬉しい…

｢そりゃ、わらうよ俺だって…｣
『うんそうだよね、ごめんね？でもなんだが嬉しくて。えへへ、やっぱり嬉しい。体操服ありがとう！』

ぽりぽりと頭の後ろをかいたユズくんが可愛くて笑ってしまった。女子は移動して着替えなくてはいけないのだ。ゆりちゃんに声をかけて急いで教室をでた。