【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ9)

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09.親公認ページ9

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ユズくんのお姉様、みかんちゃんのお言葉にありがたく甘え、今度遊びに行く約束もした。みかんちゃんはユズくんをみて始終ニヤニヤしていていてユズくんもなんだか居心地が悪そうだった。

｢あ！ごめんナマエちやん！ちょっと１回洗った方がいいと思うから明日ユズに持って行かせるよ！｣

『えぇ！？そんな！気にしないでください！貸していただけるだけでも有難いのにそんなご迷惑まで』

｢迷惑なわけないじゃな～～い！ねぇユーちゃん！？明日必ず息子に持たせますので、まっったく気にしないで？ナマエちゃん。オホホホホホホホホホッ｣

｢なにからなにまでありがとうございます。
こちらは私どもの名刺になります。何かあれば必ずお力になりますのでご連絡ください。｣

『ユズまた明日学校でね！』
｢っ！～～～｣

ユズくんにギュッとハグをしてチークキスをした。…あれ？ユズくん？

『ユズくん？大丈夫？』
｢～～～っ｣

ﾌﾟｼｭｰ!と音がなりそうな勢いで赤くなったユズくんにどうしたの？と心配になる。なにかいけないことをしただろうか…

｢ユズ！チークキスだよ！返さなきゃ！｣
｢ユーちゃん！お国の挨拶は大事よ！しっかり返さなきゃ！！｣
｢～～～っわかってるよ！！｣

そのあとギギギギっと音を立てながら抱き締め返しチークキスをしてくれたユズくんにあ、日本ではどちらもしないんだ、と気づき慣れないことをさせてしまってごめんねと謝った

｢べっべつに…いつか、慣れるから｣←？
『あ、そっか！！じゃあ慣れるように沢山するね！』

ばいばいとユズくん、お母様みかんちゃんに挨拶をしてタチバナ家を後にした。

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おまけ

｢きゃー！みてよこの手土産！アメリカのお菓子だよ！しかもナマエちゃんすごいご令嬢じゃんか！絶対落とさなきゃダメだよ！ユズ！！｣

｢うっせぇよ！！｣

｢見てよこの頂いた名刺！！超有名な会社の社長よ!?もしユーちゃんがナマエちゃんと結婚したら…逆玉の輿！！お母さん張り切って体操服あらっちゃお～｣

｢けっけけけ結婚っとか！！話が飛びすぎなんだよ！！それに逆玉の輿ってなんだ！？｣

｢情熱の～赤い～バラー♪｣
｢私、可愛い妹が欲しかったんだよね～♪｣
｢しかも俺もなに慣れるからとかいってんだよ！？慣れねぇよ！？永久に慣れねぇつうのー！！｣