【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ6)

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06.03～05の川島side ページ6

＊川島side
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クラスに転校生が来た。
キラキラした髪にまるでお人形みたいにパッチリした青い目のすごくすごく可愛い女の子だった。
そのこはユズピの隣の席になって…机をくっつけて同じ教科書を読みながら2人仲良く笑ってた

あんなユズピの顔初めて見た。
転校生、ナマエちゃんがユズピをユズくんって呼ぶとユズピはちょっと照れたみたいに返事をして、ナマエちゃんも可愛くわらっていて…

なんだかすごく悲しかった

あんなに可愛くて髪も綺麗で目も大きくて素敵な青色で、唇もピンク色でぷっくらしていて…それで、肌も白くて胸も大きくてそれで…それで。…あんなに可愛い子に勝てるわけないって、思ってしまった

あんなに可愛くてキラキラした女の子に好きって言われたらきっとユズピだって好きになるに決まってる

遠足の班決めだって、男女ペアを組むって前にハラセンが言ってたから、
山下と話し合って絶対ユズピをペアに誘おうって勇気出していってみるつもりだったのに

あのさ…よかったら一緒に行かない？
いいの？
ユズくんだって他に行きたい人居るんじゃないの？
いや、別に

そんなに可愛くってユズピと隣の席になって、ペアにだって誘ってもらえるなんてそんなの…
｢そんなの……勝てるわけないよ…｣

それに私が1番ショックを受けたのは

｢ナマエ！ユズピがお前のことカワイイってー！｣
｢っ…｣

たしかにミョウジさんはすごくすごく可愛い。
顔を赤らめて照れたりして、クラスの男子皆メロメロだった。女子とも仲良くしていて、謙虚で大人しくて照れ屋で…性格もいい。すぐに友達もできてた

でもっ、、、

可愛いって言われて、照れるミョウジさんをユズピが赤い顔で見ていた。自分の左胸を押さえながら。

それ見て、私わかったんだ。
｢(あぁ、ユズピ。ミョウジさんの事好きなんだ)｣

私が欲しいものを全部持っていたミョウジさんは、私が欲しいものを全部持ってっいった

｢ずるい、なぁ…｣

私はどうやったってミョウジさんにはなれないのに…

｢川島…元気だして！ユズピとミョウジさんは付き合ってるわけじゃないし！まだチャンスあるよ！｣

｢………そうだよね！！山下！！私明日からミョウジさんになる！！！｣

｢えぇ!?川島それはむりだって！ちょっと川島!?｣

私は明日からミョウジさんの観察をすることに決めた