【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ34)

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34.あたしンちの弟とその彼女ページ34

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｢はーい！ひさーナマエちゃん！元気してた？｣

『こんばんはみかんちゃん。急に電話してごめんね。それにお邪魔します。これ母からお土産です』

｢わぁー！これ駅前に出来たばっかりの高級フィナンシェの限定版じゃん！やったー！！｣

『あ、こんばんは。お久しぶりですおば様、おじ様。お邪魔します。ユズもこんばんは』

いこいこ！とナマエをつれ部屋に戻ったみかんとナマエをじーっと見るユズに、お母さんが可哀想なものを見る目で肩をポンとたたいた。

｢大丈夫よユーちゃん。ナマエちゃんレベルは無理でも、きっとアンタも彼女、出来るから！｣

｢…ほっといてくれよ。(彼女だっつうの)｣

｢それで、どしたの？｣

『あの、えと…ユズと付き合う事に、なりました』

｢…えー！！！？？うそっ！！おめでとう！！｣
(やったじゃんユズ！！！少女漫画みたい！！)

『で、明日初めてのデートなんです…』
｢だからかぁ！｣

あのユズの態度はそういうかとかとポンと手を叩いたみかんにナマエは深く頭を下げた

『みかんちゃんのおかげです。ありがとう』
｢いえいえ！神経質な弟ですがどうぞよろしく。｣

『あの！もし岩木さんとなにか手伝えることがあれば私全力でサポートしますから！！！』

｢えぇえ!?!?｣

ナマエが帰ったあとみかんはユズの部屋へ行った

｢ユズ、いる？｣

｢なに、ねぇちゃん｣

｢ナマエちゃんとのこと…よかったね。あんな可愛い彼女絶対大事にしなよ？なんかあったら聞くから、｣

｢……うん。ありがとねぇちゃん…｣

｢ま！それはそれとしてぇ…｣
にやぁとユズに近寄るみかんにぞわわわわっと悪寒がするユズなんだよ気色悪い

｢どこまでいったのか、お姉ちゃん知りたいなぁ？｣

｢は!?何でそんなこと姉貴に言わなくちゃいけねぇんだよ！！？｣

｢恥ずかしがんなって～で？キスした？？｣

｢きっっ?!うっせぇ知るかよ！！｣

｢その反応はまだかなぁ…早くしなよ？
ファースト・キ・ス♡｣

｢ねぇちゃんには言われたくねぇよ！！彼氏いた事ねぇくせに！！！｣

｢私はモテないんじゃなくて作らないだけだから！！つくろうと思えばすぐ出来るんだから！｣

｢あんたたちうるっさいわよ！！ご近所の迷惑でしょうが！！頂いたフィナンシェお母さんが全部食べちゃうわよ！？｣

｢あぁ!?ずりぃ！俺も食う！｣
｢私だってたべたい！！｣