【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ29)

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29.夏休みページ29

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今日は夏休み1日目
ユズが昨日藤野からかかってきた電話に出ると、クラスの男子でプールに行こうという内容だった。まぁ、去年とは違い流石に藤野は来るだろうしいいかと思い参加した。

ちなみに明後日はナマエと初めてのデートにいく事になっている。帰ったら明日着ていく服を選ぼう

｢おーい！ユズピー！｣
｢おー｣
｢よし、男子は全員そろったな！！｣

ん？男子はってどういうことだ…ぐりぃん！と首を回し隣の藤野を締め上げると違う違う！俺は知らねぇよ！と首を振った。

｢そう、今日クラスの女子がプールに来るという噂をキャッチした！！そして鉢合わせしたら……それはもう合同で遊ぶしかないだろ？♡｣

｢ナスオてめぇー！変態め！！｣
｢ふっ褒め言葉さ｣

｢ま、まさか…

(ナマエ、来てないよな…いや、ナマエの水着はみたいっけどこんなヒトとしての常識が無い奴らに見せるのはぜってぇいやだ！！つーかもう、付き合ってるの言った方がいいよなこれ…)あ、あのさ皆、｣

｢｢｢｢｢よしいくぞー！！｣｣｣｣｣｢あ……｣

ユズの心配虚しく次々に入園して息お金を払っていく友人達にはぁ…とため息を吐く。

｢(まぁ、とりあえず話すのはあとでいいか、まだナマエが来てると決まったわけじゃないし…)｣

そんなふうにお気楽に考えていた時期がユズにもあった。まぁこの後後悔する訳だが、

｢わ～！ナマエちゃん大胆！！｣
『え？そうかな？』

今日はクラスの女の子達とプールに行く事になっていてナマエは人生で初めてプライベート用の水着を購入した。一応ユズにも伝えた方がいいか？と思ったが家の番号も知らないしわざわざ言う程でも無いかと思いやめた

『ハワイとかじゃもっと凄い格好の人いるけど…』
｢あ、そっかナマエちゃんソッチの常識の人だった｣
｢え、石田アンタ学校のスク水…｣
｢これでいいのだ。｣

最近仲良してもらっている
安藤は薄ピンクのワンピースタイプ
須藤は水色のフリフリがたくさん着いたワンピース
石田はさすがと言うべきか、学校で使うスク水

ナマエは薄黄色のシンプルなビキニ

『色以外は店員さんに選ん出もらったんだけど…なんか胸の下のところが出てきちゃうからちょっと恥ずかしい…。最近はこれが流行りなんだってさ』

｢こりゃナンパされるわ｣
｢制服着てないと高校生に見えるもん…特に胸が。｣
｢発育の暴力…｣

『やだっ私なんてナンパする人いないよ笑』