【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ18)

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みかんがおしえた、ユズのタイプである丸野丸見というグラビアを目標としたナマエの努力は凄まじいものであった。
髪を切り、化粧を始め、話し方もできるだけお淑やかに務めたし下着やハンカチなんかも薄紫色に変えた

『(ユズくんは年上のスタイルのいい女の人が好きなんだ…もう少しダイエットして、もっと胸も大きくならないかなぁ…。あとは…)』

たまにはユズの周りの友達にかわいく話しかけてみたり…思わせぶりなアピールするのもいいよ！

『(みかんちゃん…私、本当に出来るかなぁ?!)』
とりあえず、実践あるのみ！！

笑う時は口を手で隠して、キスやハグも特別な時だけ、そして……押してダメなら引いてみろ！！

『思い切ってみたんだけど…どうかなナスオくん』
｢はぃっっ!?!?あっあっあの！！に、…似合ってるよ｣
『ふふ本当に？嬉しい…ありがとう。』

ズキューン！！！！

『ユズくん、昨日体操服が届いたからジャージはもう大丈夫。今までありがとうね。
ユズくんナスオくん藤野くんもまた後でね？』

｢………｣
｢♡♡♡｣
｢………｣

安藤や石田の所に行ってしまったナマエに生半可な返事で見送った

｢ナマエちゃん…前から可愛かったけど…なんつーかエロ可愛い、くなった…｣
｢………俺……惚れ、ちゃった…｣

｢………｣

『(や～ん！上手くできたかなぁ…思わせぶり態度ってなぁに？みかんちゃん～!?)』

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しかしながら。
中学生というお年頃真っ只中の男子生徒達は、そういうことに関しても興味があるお年頃である訳で…
年上を思わせるような色気がでてきたナマエにクラスの男子生徒の中で美少女の安藤里奈を抜き1番人気となり。

正直ユズとしてはまっっつたく!!!!心穏やかでない

｢さっき俺がナマエちゃんと話しちゃた～…めっちゃいい匂いした…｣

｢(イラッ)｣

｢俺なんかさっきぶつかっちゃった時に触っちゃった！！！……柔らかかった！！！｣
｢お前どこ触ったんだよ羨ましいヤツめ！白状しろ！｣

｢(イライラ)｣

｢前体育の時すげぇ揺れてたよなぁ｣
｢しかも…紫だった…｣

｢(イライライライラ)｣
｢おいユズピ、貧乏ゆすりヤベぇぞ…｣

｢この前隣のクラスのやつに告白されたらしい
んだけど、好きな人がいるからって断ったらしいぞ！｣

｢はぁ!??!好きな人！！！｣
｢うわぁ！びっくりしたぁー！ユズピ急にデカい声出すなよ！！｣