【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ16)

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16.恋愛相談ページ16

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放課後屋上へ行ったナマエにきてくれてありがとうといった男子生徒はやっぱり見たことがない先輩だった。

｢良かったら付き合って欲しい｣
『気持ちは嬉しいんですけど、ごめんなさい』
｢そっか……好きな人いるの？｣
『は、はい』
｢そっか…来てくれてありがとう｣

連絡先を渡されまたねと屋上を後にしたナマエは教室に戻るため足を運んだ

『……好きな人…すき、好きってなんだろ』

ガララッ
｢あ、ナマエちゃん｣
『ユズくん…』
｢用事があって遅くなったから…。一緒に帰る？｣
『うん！』
『(すき、すき、すきって、なにかなぁ…)』

『ユズくん。今日帰ったあとみかんちゃんに会いに行ってもいい？』

｢え、ねぇちゃんに？…いいけど｣

『みかんちゃん！私に恋を教えてください！』
｢うわぁあぁ！急にどうしたの!?｣
The・これが人に頼む姿勢！！日本の土下座！

ズササッと華麗に床に這いつくばったナマエにみかんは顔を上げて！っと起こさせ訳を聞いた。
｢なるほど…恋をするとどうなるのか…と｣

『私、今まで恋なんてした事ないから好きな人が出来たらどうなるのか分からなくて…』

｢う～～ん…なんていうか
目が合うと心臓がバクバクしたり、話すだけで嬉しくなって朝から会えたらラッキー！みたいな…｣

『ラッキー？』

｢だってさぁ～！好きな人に朝から会えたらその日1日すごい楽しく過ごせるんだよ？もし話したり出来たらもう1週間はルンルンだよ！！あとは、好きな人が女の子と話してたら胸が痛くなったり｣

『ルンルン…は無いけど…心臓が痛くなったりすることはある、かも』

｢おぉ！それそれ！｣

『え?!うそっ。どうしよう…』

だって、心当たりあるのが一人しかいない…けど、

『ユズくんって好きな人いますよね…』

｢ゆ、ユズ？あ～たしか、いたような…居なかったような…(おぉおおー！やったじゃんユズ！)｣
『諦めます。』｢え｣

シュンっと肩を下げるナマエをいやいやいやいや！ちょっと待って！呼び止め全身全霊にて説得する

｢いや！あたしだってユズの好きな人が誰かは知らないから！！もしかしたらナマエちゃんのことかも知れないじゃん！！だからね！！協力するから！！
がんばろ！！(もしかしたらじゃなくてもナマエちゃんなんだってば～)｣

『は、はい…』