【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ13)

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13.心配なやつページ13

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体育の先生の指示で女子と男子わかれてそれぞれ背が低い順に並んでいく。中学2年生の平均が155cmらしいけどナマエは146cmしかないから結構前の方だ

｢よーし！そのまま男女1列に並んで横に居る奴とペアになれ！｣

『あれ？どうしたのユズくん』
｢お前と一緒だよ…｣
『ユズくんって身長高いと思ってたけど男の子の中じゃ低い方だったんだ…』
｢お前が小さいんだよ…｣

ガクッと肩を落としたユズにそうなの？と頬に手を当てたナマエ。少し悩んで、あ！寒いの?!ジャージ返そうか!?とか言ってる。
出会って数日だがこいつのことがなんとなくわかってきたぞ

『ふふっ私名前に花や果物の名前が入ってる人と組めたらいいなって思ってたから嬉しいな。

藤野くんなら｢藤の花｣、ゆりちゃんなら｢リリー｣
それにユズくんなら｢花｣と｢柚｣が入ってて
…It’s great！！』

｢そんなんでペア決めるのかよ｣

天然なのだ…ナマエちゃんは。。。
勢いで呼び捨てにしても嬉しい、砕けた口調で話しても嬉しい、話せばなんか石田とは違った話の噛み合わなさがある。いやまぁ。

そういう所も…可愛いんだけど…

『私結婚するなら立花って苗字の人がいい
なぁ！ユズくんみたいに下に果物や花の名前が入ってる人がいい！』

｢ほんとに名前で結婚相手決める気かよ!!｣

本当に大丈夫か!?もう照れとかより心配が勝ってきてんだけど!? 社長の娘がこんなんで会社大丈夫か？
絶対騙されるだろ！

｢じゃあ！ペアと手を繋いでダンスをしてもらう！
言っとくが！成績にはいるからな！恥ずかしぃとか手なんて繋げないとか言ってる奴は…補習だ！俺と！再来週に発表会をするからな！練習してくるように！｣