【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ2)

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02.転校生ページ2

＊夢主視点なし
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｢おっはよー！ユズピー！今日転校生来るんだってオメー知ってたか？｣

｢…転校生？今日？きいてねぇ…｣

｢やっぱりなー！さっきハラセンに聞いたんだよ！女の子らしいぜー！多分俺の予想ではユズピの席の隣になるぜ！なぜなら…席がひとつ増えてるからだっ!!｣

｢別に興味ねー…｣

可愛い子だといいな！と目をキラキラさせる藤野にユズヒコは興味なさげに別に。と答えた時、噂していたハラセンこと原先生が教室に入ってきたので急いで席に着いた

｢今日は転校生紹介する。アメリカから｣

ざわざわ

｢ひゃほー！聞いたかよ！ユズピー！｣

｢ちょっと声でかいって藤野。ハラセンにバレる｣

｢女の子ですかー？男の子ですかー？｣

｢女｣

｢｢｢おー！！｣｣｣

｢仲良くするように。入ってきなさい｣

『はい』

ドア越しに聞こえた転校生の声は普通より高めでクラスほ期待が上がる。ドキドキドキドキ

どんな子かなー可愛いかなーやっぱり金髪なのかなーと色々な声が上がる中ガラッとドアがあき、入ってきた女子生徒にユズヒコを含めクラスの全員が見とれぽかんと口を開けたままにした

｢自己紹介しなさい｣

『はい。アメリカから引っ越してきました
ナマエ・ミョウジです。ナマエと呼んでください。日本語はまだ練習中です。よろしくおねがいします』

｢席は立花の隣。立花！手上げなさい｣

｢は、はいっ！｣

ばっ！と右手を上げたユズヒコとがナマエの青い目がパタッと合い、微笑んだナマエがユズヒコに向かって小さく手を挙げた。
可愛い…と呟いた藤野の声に思わずユズヒコも頷いた

転校してきたナマエが前からユズヒコの前にやってきてにこり微笑み、両手をとり握りしめた

『初めまして。お会いできて嬉しいですミスター』
｢……えと…よろしく…(すげぇ…人形みたいだ)｣

明るい茶髪大きな青い目睫毛や眉毛も金色で
肌は真っ白で唇だけがピンク色でプルンとしていて…まるで人形みたいな女の子だった…

ユズはその瞬間生まれて初めて一目惚れというものを体験した。

そしてまさかこの人形のように可愛い転校生がいつか、自分の彼女になるとはこの時は思いもよらない事だったのである。