09 素敵なトイレ ページ10
｢おい！おまえら！！勝手に連れてきて今度は返さないだと…？冗談じゃねぇ！俺たちは今すぐ帰る！｣
｢ヨッ！父ちゃんかっこいいゾ！｣
｢あなたぁ！｣
にいさんの復活を確認。
がすぐに珠由良ブラザーズによって絞められまた落ちこぼれた。笑
にいさんから視線をずらしたところで珠由良ブラザーズと目が合ったので、軽く頭を下げる
『説明の手間をかけさせちまってすみません。状況は理解できてますんで。すみませんがよろしくお願いします。』
｢ アンタが謝ることはないわよA 元々は私達の一族の問題だもの。心配いらないわ｣
サラッと髪を撫でられる感覚に頭をあげると優しい笑顔のラベンダーさんと目が合い 自分も笑い返す。
｢あらん！ねぇレモン！！なんだか私までドキドキしちゃうわぁ！やっぱり恋って素晴らしいわね！｣
｢ちょっと!?ローズおにいたまっ！余計なこと言わないで！！｣
コソッ ｢ラベンダーっのタイプってAちゃんみたいな子よね？イケメンで謙虚で礼儀正しいのに世話を焼きたくなるような子｣
｢ちょっとレモンまで！茶化さないで！！｣
珠由良ブラザーズがなんか言ってるけど上手く聞こえなかった。なんかタイプがどうのこうのって
ひろし ｢あ、あのう………｣
｢｢｢なに｣｣｣
｢と、トイレは…？｣｢奥行って右よ｣
すみませんとトイレに向かったにいさんを見送りついでに ラベンダーさんに話しかける
向こうでタバコ吸っていい？
えぇ。と了承を貰い、しんのすけやひまわりに煙が行かないよう 反対側に歩いていく。
なんとなく、
たまに本名で呼んだら怒るかと聞いてみたら
意外にも 優しく笑って了承してくれたのだった。
(ツヨシくん？さん？)
ちなみに本名は別に隠している訳では無いらしい。
たけし つよし きよし はスナックでは華やかさが無く
地味だという理由らしい。
タバコに火をつけたところでひろしが帰ってきた。
『おかえりにいさん』
｢あ！おかえり！素敵なトイレだったでしょう？｣
…… 素敵なトイレって？
と思ったがにいさんがげんなりしたように
｢出るもんも出ねぇよ。アレじゃ…｣
ローズ ｢んもぅ！てれやさんっ｣
しんのすけ ｢えー！オラも見たいオラも見たい！｣
ひろし ｢見るなぁぁ！しぬぞぉぉぉ!!｣
｢ずるいぞ父ちゃん。｣
なんとなく聞かない方が良さそうだと判断した
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作者名：たまき | 作成日時：2021年3月13日 16時
